模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回は「太平洋セメント ホキ10000」です。

 

昔は「チチブセメント」表記だった車両ですが、鶴見線の扇町~秩父線の武州なんとか(籠原駅近く)までを、石炭を運搬していました。

それが2020年3月のダイヤ改正で廃止予定で、私もそのつもりだったのですが、なんと2月末に前倒しで廃止・・・、撮影しそこねましたorz

 

そこで2020年3月8日に、わざわざ熊谷のセメント工場まで見に行ってきました。

ちょうど石灰貨物が出て行く所ですね。右奥に、「ホキ10000」が居ます。

扇町には一切居なかったんですよ。

 

デキやオキフ君いますね。

「ローカル戦士・センガタン」を思い出します。

それは関係ないですね。

 

そして貨物列車が去ると・・・。

 

あっ、解体してるorz

ちょっと悲しいシーンを見てしまいました。

 

話を模型に戻します。

 

マイクロエースの貨車は、なかなか出来が良いんで、結構好きです。

 

石炭もちゃんと再現されていますね。

これの「チチブセメント」表記版が欲しいです。

 

マイクロエースの貨車の弱点が、カプラー交換です。

普通に「カトーカプラーN」付いていますが、手間がかかるので前後だけ。あとはアーノルドカプラーのままです。

 

今回これを「カプラー交換」していきます。

※当鉄道は、ミニカーブレールが存在する(週刊SL鉄道模型ジオラマ)為、「車間短縮ナックル化」は出来ませんので、標準が「カトーカプラーN」になります。

 

台車を外し、アーノルドカプラーを外すまでは、一緒です。

しかし、マイクロエース製のカプラーポケット部分が上下に薄いんで、そのままでは入りません。

 

そこで、上側をヤスリで削ることになります。

これが骨の折れる作業で、かなりの時間が掛かるのと、指が痛くなりますorz

 

比較するとわかると思いますが、上の出っ張りがなくなるまで削るんですよ。

 

結局4個加工して、この日は終了。かなりのヘタレですorz

 

ここまで削れば、装着出来ます。

過去の話ですが、ここを強引に回してカプラーポケットを破損させたこともあります。

※破損はホキ9500ですが、台車は同じ物だと思います。

 

両端は「カモメナックル化」して、見栄えを良くしようと思います。

いままで、TOMIX機関車のナックル化で、開きっぱなし防止として「爪楊枝を接着」していましたが、本当は「カモメナックル付属のピンを接着」し、それを切断。

 

するとピンが刺さった状態で固定されます。

これが正式なやり方なんですが、コンビニの爪楊枝の方が加工が楽なので、そっちをメインにしていました。

今回試しにやったら、こっちも簡単でした(笑)

 

カモメナックル入れてみたら、なんと寸法がピッタリで、こっちは無加工で済みました。

かといって、これのために「カモメナックル」を大量購入したら、欲しい人が買えないという悲劇が起きる(Yahoo!ブログ時代に有った)為、わたしはやりません。

 

先頭車両は、台車交換してカモメナックルを端に持ってきました。

 

スクラップ置き場は、見なかった事にして下さいorz

結局、8両中4両分相当の加工で終わってしまいました。

それ以外は、暇見てやりたいと思います。

 

今回牽引する機関車ですが、「EF65-1000の貨物更新色(三色)」になります。

しかしこのPF、パンタ部分がおかしい。片方が金属で片方がプラパンタ・・・、どういうことなのか詳しくは次回話しますが、金属パンタ側は「加工した物」です。

この加工は、旧製品で「絶版になったパンタの救世主」になるかもしれません。

 

話は変わりますが、ホキ10000の扇町での入れ替えは当初はDE10がやっていましたが、末期はPFでした。それが、一部が「三井埠頭の敷地内」の関係で、架線が貼れないらしく、片側パンタを降ろした状態で、入れ替えしてました。現在も「リニア残土の搬出」で、同様に貨物の入れ換えやってます。

 

しかし昨日、たまたま通りかかったら、なんと桃太郎の試運転やってたんですよ。しかも片パンタ降ろして・・・。

いよいよ、PFの運用も変わってしまうと言うことなんでしょうね。EF210-300番台の新車が、新鶴見機関区に追加増備されたようだし・・・。PFが無くなってしまうのは、もうすぐそこまで来ているのかもしれませんorz

 

以上、「太平洋セメント ホキ10000のカプラー交換方法」でした。