今日は予定を変更して固定レイアウトの話。

なお今回は、「レイアウト=線路重視」「ジオラマ=ストラクチャーを多く含む物」という考えで話して参ります。

 

鉄道模型を始めると、「まずはお座敷レイアウト」から初めて、設置や片付けの手間を考慮して「固定式や半固定レイアウト(分解や変更が可能)の設置」して、購入後にすぐ走らせられるという流れになると思います。

 

場所の確保が出来ない問題も有るのですが、部屋の片隅を確保出来たとします。

うちの場合も、空中空間(棚2つに橋渡し)ですが、6畳間の1畳分で構成されています。

これから作成する方に向けて、実際に設置して、10年以上経過したうちの問題点を挙げていこうと思います。

 

うちは元々お座席レイアウトの原型とも言える、「小判型(楕円)レイアウト」自体が出来るスペースが無く、車両テスト用のストレート線路のみでした。

 

それに橋渡し(右下)をする形で、こたつ上に無理矢理設置した「こたつレイアウト」に発展。この時点でも1100×900サイズで、2周させる形で無理矢理距離を稼いでいました。

この時の問題点

●長編成だと先頭が最後尾を追っかける状態

●複線が欲しくなる

●高架線も欲しい

●常設ヤードも欲しい(仮設で何度が組んでいた)

 

この問題と形を継承した物が、今のレイアウトです。

 

大きさは2500×900mmで、部屋の隅の空中空間(1m)に設置。下に物を置く関係上、それ以下には出来ませんでした。

小判型を二つ組み合わせた単純レイアウトですね。

 

部屋の隅には柱があるので、これを交わす形での線形で目一杯作りましたが、このおかげでメリットもありました。

 

高架線での撮影が楽なんですよ。

あと線路清掃もギリギリで、奥の地上線は正直言っちゃうと手が届きません。

 

●線路清掃時に手が届かない問題

よく「奥行きを1200mm」というのを見かけますが、レール清掃だと900mmでもいっぱいいっぱいです。それ以上の場合は手で清掃を諦めるか、裏側に回り込める配置や隙間を空けるのを推奨します。

まぁこの問題をクリアする方法法として、「クリーニングカー使用」というのも出てきますが、新しいレールで組んだ場合で数年(3~5年)。それ以降は手動清掃の必要が生じてくると思います。

その点はトンネルも同様ですが、KATO製の「クリーニング棒」が有効になります。

 

うちの場合、「気軽に走らせられる」が前提なのと、「賃貸でバラす事を考慮」した結果、「地震等で隙間が生じている」と言う問題も発生中。ここ数年「長い横揺れが増加」してますね。

近いうちにいったん分解し、組み直す予定です。

下が「スタイロフォーム」なので、爪楊枝固定も出来るんですけど、やってなかったorz

 

話を戻します。

 

●レイアウトの中心部に何を配置するか?

ここが悩みどころ、もちろん「8の字レイアウト」を選択する手も一つですが、これやっちゃうと、先ほどの「清掃問題」にぶち当たり、部屋の端に設置は難しくなります。

中央部には「街の配置」「ヤードの設置」「ターンテーブル・扇線形個の設置」「川や情景の設置」等になるんですけど、私の場合「こたつレイアウト時代の不満点」を考慮した結果、「ヤードの設置」を選択してます。

これは数年前に「車両基地セット」が発売され、その後再配置したので当初とは違っています。

 

さいわい、別レイアウトとして「週間SL鉄道模型+昭和の鉄道模型を作る+α」を設置しているので、「街並み」と「ターンテーブル」は配置していますが、十分に生かせては居ません。こちらは「ジオラマ」に当たります。

 

散らかっててすみません。

手前に以前レビュー用で設置した「機関区セット」が有るのですが、絶賛放置中。

これもメインレイアウトへ移動させます。(下の板は仮設)

「週刊SL鉄道模型デラックス(そう呼んでます)」の方は、建物に電飾を組み込む予定でかさ上げしていますが、逆に仇になってますね。

これの足を下げて、周回線を設けようかなと、最近は思ってます。

 

電飾はどうしましょうかね。LEDは余っているんですが、配線をどういう形にしたら良いのかが、わかんないんですよ。

 

今回、3年ぐらい使っていなかった内回り線の清掃を実施。

先頭は「クリーニングカー(掃除機モード)」、レール汚れ確認用の「スシヤ24(電球室内灯付き)」+「推進用の機関車(EF64-1000・3次形改造車)」の構成で行います。

 

当然通電しませんから、初登場の「クイックレールクリーナー」(ポポンデッタ製)を使用。これないと手が届かない部分がありますので、押すと中から液が出てくるタイプのペンは、非常に便利です。

 

高架線で押しつけて液が出せない以外は、非常に便利です。

ただし、一時的の洗浄力はあり復活はしたんですが、さすが3年以上放置路線。翌日は周回しづらくなってましたorz

 

一応、KATO製のEF64-1000が周回出来るくらいには、清掃は完了。

ちらつきも安定していました。

※KATO製の車両の方が、汚れにはシビアな動きです。

 

なおこのカーブは、「外側C280R」「内側C243R」になっている為、内回りが走行出来ない車両が多数発生します。(KATO製ブルトレは全滅)

 

これで、すれ違いの写真や、新たな写真が撮影可能になりました。

マンネリ化してましたから、なんとかしたかったんですよ。

サクラが倒れてますが、枝だの位置が変化してバランス取れなくなって困ってますorz

 

じつは内回りを運転しなくなったのは、「コントロールBOXの破損」で、100斤で購入し直して、加工する必要が有ったんですよ。

 

現行ジオラマを作る際に「空中が開いてるな」とか、たま~に変なこと思いつくことがあるんですが、今回も思いつきました。

 

「壊れてない穴で止めれば良いんじゃね?」

当たり前と言えば当たり前なんですが、思いつかなかったんですね。

今回ビスの本数を増やしました。

 

【TOMIX】N-1000-CL

これで内回り線も復旧。

ポイント関係の清掃も今後行うため、いったん切り替えスイッチは外しておきます。

まぁ、最近は手動で動かしてましたけど・・・。

 

●TOMIXポイント切り替え不発問題

このようなBOXネジ止め式使っている関係から、ポイント設置場所の制限と電源の問題も有り、長らく「平形端子による自作延長コード」使ってましたが、元々TOMIXのポイント電源は出力弱かったので、別電源を計画(アンペアの高いアダプタ加工)していた所、「ポイント用電源」が発売。それを購入したら切り替えがカチカチ決まる、まさかの24V仕様(通常は12V)。めずらしく買って良かったと思える品でした。

ポイント数が多い場合は、お勧めします。

※現在ヤード配線し直しの予定のため、使用してません。

 

●【KATO】パワーパック「HYPER D」

外回り線の方は、「ハイパーD」を使用。これは、TOMIX製のパワーユニットの上限が1.2Aに対し、ハイパーDが2Aと高いためです。こちらもTOMIXと同じ「常点灯」が可能で、当時ポイント通過後の速度低下(電圧降下)に悩まされていたので、これで解消されてます。

 

変換ケーブルは「2社の延長コード」買ってきて、車用のキボシ端子でお手軽接続しています。

この「パワーユニット・パワーパックを越える壁」が撤去され、2社の好きなコントローラーを選べるのは、かなり大きいです。

 

【KATO】パワーパック「HYPER DX」

予備として「ハイパーデラックス(笑)」の方も持ってます。

これは「ハイパーD」の常点灯が不調で入院。その際に購入しました。

※ハイパーDは、不具合無しで返却され、なぜか治ってました。おそらく「コードさしっぱなしで不具合が出る」と判断。最近も起きていたので実行した所復活してます。

 

DXは後継品で、見た目は色違いだけなんですが、より低速重視になってまして、うちみたいに駅発車後に勾配に入る場合、一気に半分程度までダイヤルを回さないと登らないため、現状では使用してません。

いずれ設置するかもしれない、「新幹線高架線路用」になるかもしれません。

※KC1は欲しいけど、スペースの関係で設置出来ないので、購入してません。

 

【TOMIX】n-1

入門セットに付いていた「パワーユニット」で、ワンハンドル風で使い勝手は良かったのですが、アンペア数が少なすぎて室内灯フル編成ではショートになってしまうため、ヤードの簡易転線用にしか使ってません。

内部が単純構造だったので、外付けアダプタ化にすれば、大容量化は出来そうですが、常点灯化は出来ないのでお蔵入りです。

 

【TOMIX】5001パワーユニット

貰い物ですが、一応旧製品のパワーユニットもあります。

このコントローラー、「右に回すと右方向」「左に回すと左方向」に動くみたいですね。テスト用に使ってみたい気がします。

 

【KATO】サウンド・ボックス

「走行音や加速音を速度通りに再現音源」一度は使ってみたくて、安い中古を探していた所、やっと出てきました。

まだ標準カードしか無いのですが、いずれ増やしたいかなと・・・。

ケーブルの別分岐でも走行音出せるのかなと思ってましたが、残念ながらコントローラーと線路の間に入れないとダメなようです。

これも変換コードで、TOMIX製にも使えるのかな?保証外だけど。

 

わかってはいたのですが、設置出来るスペースが無いことから、ほぼ使ってません。

また横に接続出来ないので、別にアダプタも必要になります。

 

【TOMIX】S2-CL

運転代コントローラーの最高級品。「ツーハンドル・マスコン」「サウンド機能付き」など出来るので、一度は憧れる製品。(13万円台)

「力行」→「惰行」→「速度ゆっくり低下」→「停止」が出来るので、運転としては面白い。

サウンドは「ヤマハ」が協力しており、数種類の音源が内蔵され、MIDIっぽい音がでます。(ただし、2005年ぐらいまでの車両の音です)

「電圧計不良」で半額ぐらいで購入・・・今は絶対買わんなorz

 

まぁ、置き場が無いので、2回だけ使用しました。

このモデルは、「レンタルレイアウト」で借りるぐらいで、良いかなと思います。

 

【KATO】スタンダードSX

見ての通り、「スターターセット」に付いていたパワーパック。

これは車両が欲しくて、たまたま中古で1万円だったので購入。レールやパワーパックはテスト用に使えると思いました。

「2社変換レール」もあるので、今後KATO製レールも増える予定。

 

・・・、なんか安っぽいな。

 

これでヨシ!

なんて事でしょう、ネジ部分とリング部分を、「ガンダムメッキシルバー」で塗ってしまいました。

ネジ部分が実際にネジに見えるので、騙せそうですね(誰を?)。

 

テストしていなかったので繋げてみました。

表沙汰言われていませんが、ダイヤルを上げることで「常点灯」(停止時にライト点灯)は可能です。

しかし、ここまで上げなきゃいけないのはきついな。

 

KATO製のパワーユニットは、基本的に最大14V出ていますので、回しすぎには注意が必要です。

まぁ、M社の電球搭載車(屋根が溶けた事例有り)以外は、大丈夫だと思いますが。

 

最後にKATO製とTOMIX製レールどちらを選ぶかですが、「スペース重視ならTOMIX」「リアルな線形選ぶならKATO」ですかね。

電圧降下問題貼りますが、TOMIXはポイントが豊富で「3線分岐ポイント」「ダブルクロスポイント」「カーブレール」「Y字ポイント」最近では単線区間の「脱線用ダミーポイント」などもあります。ただし、サイズ的には急になります。

この点はKATO製の方がポイントの長さを取る分、リアルになりますね。あとレール間隔も。

この選択は、直線での「ホーム長」も関係してきます。ホームを長く取りたい場合はTOMIX、ホームのリアル幅を取るならKATOになりますね。(ただし1/148スケール?じゃないかな)

ストラクチャーの大きさもKATOの方が大きくリアルなんですが、スペースを取ります。TOMIXだとホーム幅が小さいとか全体的に古い時代構成とかありますが、ジオコレで補完してますね。(TOMIXのホームは二倍に広げるキットが最近発売してます)

 

ようは、「リアルさを取るか」「スペースを有効に取りたいか」、これで決まるんじゃ無いかなと思います。

もちろん混成はありですけどね。

 

以上、「長くなりすぎてしまった、レイアウトのはなし」でした。