模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回はTOMYTEC製の「南武支線205系1000番台」です。

各地を走っていた103系の置き換えと、南武支線を走っていた最後の101系を置き換えるために、山手線の205系の大転属劇が始まる直前に、総武緩行線の205系2編成を使って、武蔵野線向けのVVVF化した5000番台8両と、中間の2両を使って先頭改造した南武支線の2両が2編成ずつ改造され、試験運転を行います。

 

(写真はKATO製205系中間車改造の、オリジナル魔改造の浜1編成)

試験運転中、若干問題があったようで、改造先の「鎌倉総合車両センター」へ一度戻り、その後問題ないことから営業運転に入ります。

 

(205系運用開始時の浜3編成2003.6.19)

その時に編成番号が振り直されて「浜1(205-1001)」「浜2(205-1002)」「浜3(101-130)」「浜4(101-180)」「浜5(101-188)」となり、205系の問題が発生しないことを確認した後、「浜4」「浜5」は、廃車回送されました。

 

数年空いて、山手線の205系の転属が始まると、残りの1編成が転属してきます。

 

それが「浜4編成」でした。

山手線からの転属ですので、1編成のみドア窓が「小窓」となっています。

当初は裏に「ワ」の文字は無かったのですが、その後編成札の変更があり「ナハワ4編成」と呼ばれるようになるようですが、それはまだ先の話。

 

ここからは模型の話。

 

発売は先日登場した「浜3編成(101系)」と同時発売で、2012年4月でした。

今回、パンタの塗装と、ホロの追加します。

 

ホロに関しては、いつものように「スハネフ14用(KATO製)」を使いますが、先日ホビーセンター東京で買ってきた、103系用ASSYと並んで売ってた「オハネフ25-110前面ホロ」も比較してみます。

薄いと思ったら同じ厚みで、渡り板が無いだけの違いだったようです。

 

今回鉄コレの205系に付けるのですが、渡り板無いので「スハネフ14」の方を使います。

本家と違い、表記が細かく印刷されているのも、鉄コレの特徴です。

 

なんとサイズがピッタリでした。

KATOさんの205系は、若干高さが違うんですけど、なぜか鉄コレは合うというのが面白いですね。

 

パンタですが、推奨の「PS35」では無く、E233系用の「PS33」の避雷器台座を切断して乗せています。今回「ガンダムメッキシルバー」でアーム部分を塗装しました。

 

車間が空いてしまってますが、これは標準のアーノルドカプラーのままで、別売りのカプラーは使用してい無いため、車間が広くなってます。

まぁ、撮影用で走らせない(動力無し)ので、このままでもいいかなと交換しなかったんですけどね。

 

【192】南武支線205系1000番台「浜4編成」

メーカー:TOMYTEC製

発売:2012年4月

導入時期:2012年4月29日(新品)

形式:205系1000番台(JR東日本仕様) 

両数:2両

改造:車輪/PS33パンタグラフ/パンタ塗装/ホロ追加

 

●導入経緯

地元車両は、やはり導入対象でしょう。2両で安いし・・・。

 

当時(2012年4月)の在籍数。

急行型 6両/特急形 74両

通勤形 280両(205系 49両)/近郊型 63両/気動車 9両

蒸気機関車 1両/電気機関車 63両/ディーゼル機関車 6両

貨車 292両/緩急車 14両/特殊貨車両 2両/事業用車 14両

客車 243両

私鉄通勤車 6両/私鉄特急 14両

外国形 8両

合計 1095両(後日追加した車両分含む)

 

現行車両は、「音符のラッピング帯」「LEDライト」「青い座席」に変更されていますので、過去の形状になるんですけど、それは模型と言うことで・・・。

たぶんそろそろ、「E131系導入」の話が上がってくると思いますが、205系は最後の活躍でがんばって欲しいですね。

この205系、「2M0T」なんである意味、最強の加速力を誇っています。

中原車両センターではクモヤ代わりにもなっているようです。

引退しても、地方私鉄がほしがりそうな気がします。

 

以上「加速が最高な南武支線205系1000番台」でした。