いったん「153系用LED基板」を流用して、LED交換完了とした103系(旧製品)ですが、ブロ友の「ダイスさん」がLED交換にチャレンジしています。
それも同じ基板(汎用基板B)なので、補足説明も含めてLED交換していきます。
じつはこの基板、すべて取っ払うとかなりシンプルです。
コレに抵抗とLEDを配置するんですが、左右の穴に一本ずつLEDの足を通せば、良いと気がつくと思います。
LEDは玉の斜めに亀裂が入っている側がプラスになるので、ライト用とテール用で逆向きにハンダ付けする事になります。
抵抗ですが、この位置が楽。
先ほどの回路写真で、赤と黄色の部分にまたぐようにチップ抵抗を配置しています。
チップ抵抗は「2010サイズの470Ω」になりますが、熱かけたぐらいでは壊れないので、ハンダに不慣れな方でも扱える品です。
サイズの2010は横20mm縦10mmのもので、これ以下のサイズは慣れが必要です。
その次は、ライト用LEDの足曲げです。
これは車両ごとに現物合わせでやることになりますが、今回は103系です。
これを基板の穴が来る位置に向けて、足を曲げていきます。
※±の向きに注意してください。
穴に合わせた状態がコレ。
ここでハンダ付けしたいところですが、その前にテール用LEDも同じように位置合わせします。
位置が決まったら、足を折り曲げます。
(※ミスしています。)
OKであればいったん外してハンダ付けし、もう一度ケースに収めます。
・・・あれ?これ上の穴は黄色、下の穴は赤(+)・・・。コレじゃ青(-)の穴に刺さっていませんorz
この時点では気がついていません。
ライト用LEDも足を穴に通しよこにおった後、ハンダ付け。
この時点で、テールの穴の位置がおかしいのに気がつく・・・「かんちょクオリティ」発動です。
これが正の位置。
青(-)の線と、黄色の線(+の470Ω抵抗通過後)の位置から、足が出ています。
そうそう470Ωは、12VからLEDを点灯させるときに3V相当に落としたときの値で、計算するの面倒なので、460Ωから560Ωの間がちょうど良いです。もちろんそれ以上でもOKです。
※厳密には、後発の「白色」「青」「電球色」の限界値で、先発の「赤」「みどり」「オレンジ」は270Ωでも可能ですが、安全を取ると460Ω以上と覚えておいてください。
そしてLEDのテスト。
こうなればバッチリです。
確認後、余計な足を切断します。
余談ですが、写真のように「どちらも一緒に点灯」した場合、どちらかのLEDの向きが間違っています。
というか、もう一個のLED取り付けの際、ミスったと言うことですねorz
コレが完成時の写真。
今回「白色LED」を使用したため、方向幕は自然なんですが、ライトがHID。
ヘッドマークが付く183系や、201系の種別幕アンドンがある場合、白色LEDにしてからライトを着色するやり方を選択します。
拡大しちゃうと、はみ出ていますが、「マッキーのオレンジ」をレンズに着色しています。
本当は裏側をやりたいところですが、方向幕一帯レンズなので不可NO。
せめてレンズ外してやるべきでした。
※後で外して、ボディーのはみ出し部分を「無水エタノール」で除去しておきます。
かなり塗っていますが、ちょっとずつ塗り重ねて色調整すると、こんな感じの自然な色になります。(方向幕の白と比べて)
485系1500番代用テール(嘘)
テールが出過ぎていますが、これは仕様です。
おかげで妙に明るくなっていますね。
今回のLED化改造は、あくまでも私のやり方なので、「コレが正解」と言うわけではありません。
「赤」「青」「黄色」の部分に基板パターンがあり、これを覚えておくと、色々と手を入れることが出来ます。
あと、古い基板は「焦げ茶」になっていて、熱をかけただけで基板が割れる事もありますので、場合によってはAssyパーツの予備を買う必要が出てきます。もちろん交換前提ならば、同じ基板タイプなら何でも良いです。
こんな長い記事になってしまいましたが、少しでもLED改造に興味を持っていただけたら幸いです。
ハンダごての改造は、敷居が高いですが、いったん成功すると感動が待っていますので、是非ともチャレンジしてみてください。
以上、「チャレンジ、103系(旧製品)のLEDライト化」でした。
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