模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は、165系「パノラマ・エクスプレス・アルプス」の話。
子供の頃、小田急の「ロマンスカー」名鉄の「パノラマカー」東武鉄道の「DRC(デラックス・ロマンスカー)」西武鉄道の「レッドアロー(初代)」近鉄の「ビスタカー(2階建て)」など、私鉄(現民鉄)各社には、かっこいい(orインパクト大)車両が多数存在。いつか乗ってみたいと思ったものだった。
当時、青梅線沿線で過ごした私の場合、私鉄に乗る機会は少なく、憧れでも有った。
「国鉄にも在来線を走る、展望車有ったらなぁ」なんて思っていた。
それから数年後、国鉄末期の昭和62年(1987年)に、国鉄製のロマンスカーとも言える、「パノラマエクスプレス・アルプス」が、東京西鉄道管理局の三鷹電車区に配置された。
この頃私は家の事情で、千葉県の房総に住んでいたのですが、夏休みや正月には、実家へ里帰りした時のこと、立川駅に見慣れない車両が・・・。
そう、これが「パノラマエクスプレス・アルプス」だった。
当時非鉄で車好きだった私でも、これはかっこいいと思った。
実車の方は、2・3度しか見ることは無かったが、165系改造の「ジョイフルトレイン」と呼ばれる、団体専用列車で、憧れの車両だった。
2009年6月に譲渡先の富士急行「ふじさん特急」として、出会う。
塗装こそ変わってしまったが、中はPEAそのものだった。
都留文科大学~大月の一駅間でしたが、乗車券(530円)+特急料金(150円)+着席整理券(100円)で、平日だったので貸し切りで乗れたのは大きかった。
2014年1月に、なんと当時の塗装が復活。
残念ながら2月に引退するための復刻塗装でしたが、なんと2月に大雪で山梨県が孤立してしまう事態になり、結局さよなら運転も無く消えてしまった。
逆側は中央線当時表に出なかった角目。
一回限りでしたが、デジカメでこのカラーが撮影できたのは嬉しかった。
話が長くなりましたが、模型の話にします。
模型自体は「1987年9月製」という、手に入れた模型の中では最古クラスの製品で、色々と手を入れたくなった。
運良く後発売「ふじさん特急」のアッシーパーツが手に入り、ライト周りが白色LEDに換装することが出来た。ライトは黄色くなってしまったが「着色道光材」なのでしかたない。
中間先頭車も、211系のライトユニットを移植して点灯化(若干形は違う)。
それとボディーマウント化も行う。
厳密には富士急の内装色ですが、一応再現したら、かっこよくなった。
【036】165系「パノラマエクスプレス・アルプス」
メーカー:KATO
導入時期:2009年6月
形式:165系アコモ改造車
両数:6両
●導入経緯
そこら中で安く売っていたので、程度の良かった車両に手を入れたところ、現在でも通用できそうな車両になった。
この「パノラマエクスプレス・アルプス」は、183系のあずさよりもインパクトが有ったので、好きな人も多いと思う。
しかしこの車両も、現在では再販が無い。おそらく「ふじさん特急」が在庫の山になっていた(2009年)ため、「売れない」と判断して再販の道も閉ざされたのだと思う。
人気の無かったのは「ふじさん特急」の方で、「パノラマエクスプレス・アルプス」では無いと思うのですが、この手の勘違いで再生産しなくなることは、KATOさんの弱点でも有る。
まぁ、サンルーフの無いふじさん特急同等で出してもらえれば、問題ないとは思いますが、「中間幌」は足して欲しいところ。
※ふじさん特急は、現在はプレミア中古価格。
今見ても「1987年製」の模型には見えないとは思います。
165系もリニューアルしているので、発売は難しいのかもしれません。
当時の在籍数。
165系 6両/183系 9両
72系 4両/103系 3両/201系 6両/205系 25両/209系 28両/E233系 16両
C62 1両
EF15 2両/EF64-0 1両/EF64-1000 1両/EF65-500 1両/EF65-1000 1両/DD51 1両
ホキ2500 6両/ホキ9500 18両/タキ35000 8両/コキ10000系 12両/ワム90000 10両
ヨ5000 1両/ワフ29000 1両/戦闘車 1両
10系客車 9両/20系客車 7両
事業用車 クモヤ145 1両/クモヤ143 1両
外国形機関車 1両/客車 2両/貨車 2両
合計 185両
角形が好きなせいか、「今でもかっこいい」印象ですね。
まだまだ中央線関連の車両が、かなり増えます。
以上「先頭展望独り占め、パノラマエクスプレス・アルプス」でした。
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