9日ぶりのブログ更新
残念ながら
釣りには行けてないんで
今回の更新は
久しぶりの
「廃番タックルカタログ」
長年
状態の良い物を探してて
ようやく入手出来たロッドのお話。
早速
はじまりま~す(^O^)
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釣りバカを自認する人間が
実釣から離れてると
当然の様に
「ストレス溜まっちゃうよなぁ」
で
その捌け口は?・・・・・・・・・・
そう
「物欲(^_^;)」
って事で
この休憩期間中に
「道具」を
何点か仕入れたんだけど
今回の主役は
長年探してて
先日ようやく
状態の良い物を見つけ
即決購入しちゃった
「ダイワ・ハートランドZ 601LRS
ジャーキングスペシャル」
です
ハートランドZは
1997年に22アイテムで始まった
ダイワのバスロッドシリーズで
「1ROD for 1RIG」
をコンセプトにし
ソリッド・パワースリム
マグナムテーパー
チューブラー・パワースリム
という
ダイワ独自の
3種類のブランクを使い
専門性の高い
「尖がったロッド」
を
世に送り出してきた人気シリーズ
私も
発売当時から
その「かっこよさ」に
「欲しいなぁ」って思ったものの
25年前で
3万円以上のロッドは
私には
「高嶺の花」
だったんだけど
時を経て
インターネットが普及し
良質の中古品が手に入るようになり
「かつての夢」
を
安価で手に入れられる良い時代に(^O^)
で
私も
このブログで
以前ご紹介した
「HL-Z 601MMLXS-Sti」(ソリッドパワースリム)
「HL-Z 591MLFS」(チューブラーパワースリム)
などを
購入してきたんだけど
残る
「マグナムテーパー」
で
欲しくて探すものの
なかなか良品に巡り合えず・・・・・
だったのが
今回購入した
「HL-Z 601LRS ジャーキングスペシャル」です。
で
詳しく?紹介すると・・・・・
発売は
シリーズスタートの
約10か月後の1998年
6アイテムが追加され
その中の1本がこのロッドです。
ちなみに
この時初めて
村上晴彦氏プロデュースのロッド(3本)が登場
以後
ハートランド=村上氏
なのは周知の事実ですが
この6アイテムの中には
村上氏以外のアングラーのアドバイスを基に
発売されたロッドが2本あり
以前ご紹介した
「ジグヘッドスペシャル」は
吉積健司プロアドバイス
で
今回購入した
「ジャーキングスペシャル」は
HMKLミノーで有名な
泉和摩プロのアドバイスのもと発売された
ハートランド史上
村上氏以外の有名アングラーがかかわった
「かなり珍しい」ロッドと言えると思います。
で
実際のところ
どんな感じか?
ロッド到着後
早速
検品しました
中古品の為
一応全体のチェックから。
ブランクは
ごく小さな小傷程度で
パッと見とってもキレイ
コルクグリップも
少し目抜けしてるものの
汚れ少なく
結構良い状態
8個付いてる
ステンフレームSicガイドは
錆キズ無く
スレッドコーティングも程度良し。
と
年代物のロッド(2001年に製造中止)の割には
結構良い状態の物が入手できました
で
使われてるブランクは
「マグナムテーパー」
これは
高密度HVFグラファイトを
不自然とも思える
急テーパーデザインに仕上げたもので
高感度で
金属的なフッキングパワーを持つ
ダイワ独自のブランク。
実際に
ロッド単体で振ってみると
シャキっとした振り心地で
張りの強さは実感できますが
素振りでは
胴調子に設定されている
アクション(挙動)は感じられません。
これは
実際に
ルアーをキャストする(負荷をかける)
段階になれば
明らかにハッキリと
ロッド(ブランク)の個性が現れるのが常で
まぁ
両手で
ゆっくり曲げていけば
比較的わかりやすいですが
基本
素振りだけでは
ブランクの個性は
「よくわからん」と思う釣りバカです
次に
スペックはって言うと
こんな感じで
実際
計測してみると
長さ 6ft(183cm実測)
重さ 約108g(実測)
TopDia. 1.6mm(実測)
ForeGrip
BlankDia. 9.4mm(実測)
と
僅かに軽い以外
ほぼカタログデータ通り。
適性ルアーは 1/8~3/8oz
適性ラインは 3~6lb
ニューガイドコンセプト仕様
ステンレスフレームSicガイドが
8個付いていて
トップガイドの内径は
約3.5mm
元ガイドの内径は
約18mm
と
ガイド内径は
全体的に大きく
太ラインを使う私好み
まぁ
トップはもう少し大きい方が
より良いんで
交換するかもしれませんが・・・・・
で
実際ラインを通して
曲げてみると
こんな感じで
バットが強烈に踏ん張りつつ
ベリー~ティップにかけて
同じ様な感じで
緩やかに曲がって行く
胴調子(レギュラーアクション)で
特にティップ部分の柔らかさは感じません。
これは
このロッドが
ミノーの
「ジャーキング」に特化したロッドだからで
もしティップの柔らかい竿だと
ロッドを動かしても
その力・距離を
ティップセクションの弾性が吸収してしまい
それがミノーに伝達できないから
これは
軟らかいティップのロッドのトップに
PEラインを結び
数m先の先端にルアーをセットし
誰かにルアーを握っててもらい
グリップを支点にして
ロッドを30cm(ショートジャークの幅)動かしてみると
すぐわかる事で
ティップが曲がるだけで
トップガイドの位置はほとんど動かず
数m先のルアーには
あまり力が伝わらない
つまり
ルアーにアクションを付ける
「ジャーキング」には
ある程度の張り(硬さ)あるティップ部分が
必要不可欠って事。
ただ
全体的に張りの強い
硬いロッドは
軟らかいロッドに比べて
ブランクの曲がり戻り(反発)が
速いんで
リリースポイントがよりシビアになり
軽いルアーのキャスティングが難しい。
ルアーが軽いと
当然あまり曲がらないんで
その分戻りが早く、速い。
ドンピシャリでリリース出来ないと
飛ばないし、方向も定まらないんで
扱いがシビアなんですね。
で
これを解決する為
「ジャーキングスペシャル」では
ティップセクションの張りはそのままに
ブランクのアクションを
胴調子にして
キックポイントを手元方向に寄せ
ロッド全体のしなり量を増やし
軽いルアーのキャスティング性能を上げている。
つまり
ティップでピュっと
「弾き飛ばす」のではなく
ブーンって感じの
ブランクの大きな動きで
ルアーを飛ばす訳ですね
で
このアクションを実現するには
「竿先~竿尻にかけて
不自然とも思える急テーパーデザイン」
で
バットのパワーが強い
「マグナムテーパー」
が最適だと思うし
このブランクを使って
「ジャーキングスペシャル」
を完成させた
泉プロとダイワのスタッフ陣の慧眼には
素直に拍手を送りたいと思った釣りバカです
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まぁ
長々と
知ったかぶりの能書きを垂れてきましたが(^_^;)
それだけ
手にした段階で「こりゃいいわぁ」
な
一目惚れでお気に入り
で
その素晴らしさを伝えたくて
年甲斐もなく
熱が入りすぎちゃった釣りバカですm(__)m
で
「こんないい竿
当然すぐに使ってみたい」
なんだけど
残念ながら
あいかわらずの
「釣行予定は未定」なんで
とりあえず
ピカピカに磨くことで
我慢している釣りバカでした
今回も
数多いブログの中から
「南紀の川のヒラスズキの釣行日記Ⅱ」に
ご訪問&長文読了していただき
心より感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(__)m