10月から10年振りに仕事を始めた。
週に一日、午前9時から12時までの三時間だけ。
職種は前と同じだが、病院とそれ以外の施設の違い、
10年のブランクは色々ある。
機械は同シリーズで見覚えのある姿だった。
微妙な違いはあるが、これならいけそうか?
以前の病院は全体で三人だけだったし、実質、検体部門は二人でやっていたので、文書化、見える化、チェック項目などは無いに等しく、言葉だけのやり取りだった。
一方、今回は検体部門では職員が四人いて、そこにパートが一人日替わりで入る形だ。
まず、とにかく、実行したこと、確認したことを、
チェックやサインをするが多いことだ。
それによって、誰が確認、受け取りなどはっきりと分かるので、
口で言った、言わない、聞いた、聞いていないという曖昧さがなくなる。
他にもかなり細かくやったことを記録したりしていた。
例えば、誰が何時に部屋の開錠や施錠をしたか。
特別廃棄物をゴミ置き場に何袋出したか。などなど・・・
ここまで、細かく記録しておけば、行動に責任も生まれるだろう。
確かに以前の病院では言いました、聞いてません、とか良くあったな・・・
特にもう一人の上司とはよくあったので、口頭で伝えて、さらに紙にメモして渡してたりしてたな。
それでも、忘れてメモも紛失してなんで、日常茶飯事だった。
工場のISOにならって、検査室の標準化などの最近の流れで誰がやっても同じ結果、過程も見える化にするということなんだろう。