今年の初撮りは河津桜とスカイツリー。約2ヶ月振りの撮影で気分は高揚しカメラを持つ手も震えたが、この3枚は全てスマフォでの撮影である。河津桜を撮るのは多分3年振りだと思う。この撮影ポイントは定番となっているため、誰が撮っても同じ構図になる。だからその中から自分らしさを表現するのに結構苦労した。いわゆる『額縁構図』で、額に収まったかのように見せる撮り方であるが、それに似たものに日の丸構図があるけれどそれとは少し違うようだ。
2枚目は背景のスカイツリーをぼかしてみた。同じ構図でも雰囲気が随分変わる事が見て取れる。スマフォでも工夫次第で一眼レフ顔負けの写真が撮れる。場合によってはそれ以上の写真が撮れたりするが、それだけ最近のスマフォカメラの性能が進歩しているのが分かる。この撮影場所には河津桜が3本植えてあるが時期がまだ少し早かったのか1本は開花しておらずまだ蕾の状態だった。夜間の撮影なので本来なら三脚を使用して長時間露光で撮りたかったが『三脚使用禁止』の立て看板があるため三脚を使っている人はいなかった。それでも無視して堂々と三脚を使っているカメラマンが数人いたりするが、かと言ってそれを注意する人は皆無。
3枚目のスカイツリーとその周辺を超広角で撮った写真だが、よく見ると何となく滲んでいるようにも見える。多分これは手ブレのせいかと思うが手持ち撮影のため仕方のないことか…。この日は気温が一気に上がり4月の陽気で春の足音が街全体を駆け巡っていたから、撮影に夢中になっていると知らす知らずの内に汗ばむほどだった。大した距離を歩いた訳ではなかったが、翌日は身体のあちこちが筋肉痛で殆どベッドで横になっていた。やはり2ヶ月もカメラを持たないと体力・筋力も落ちかなりストレスも溜まっていたように思う。撮影を終えて溜まっていた物を吐き出した感じがして気分が前向きに好転した。
季節が進み温かな春の陽射しが訪れれば夜景の撮影も寒さに震える事なく楽になって来るだろうからこれまで撮れなかった分、一気に増えて行くと思われるのだが1月から続いている歯の治療が長期戦になりそうだ。桜が満開になる頃、口腔外科にて『歯根端切除術』を受ける事となった。手術に掛かる時間は約1時間30分らしい。手術中は兎も角、麻酔が切れた後の痛みと腫れの事を考えると憂鬱になる。歯肉切除の時より酷い痛みに悩まされるだろう。入院して手術を受けたいくらいである…。


