田中防霊大臣。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-防衛大臣

 先月、心不全のため自宅静養中に有り余る時間を持て余しており、日中の時間潰しの積りでNHKの国会中継にチャンネルを合わせると、田中直紀防衛大臣と野党の間でおかしな珍問答を繰り広げていたのでつい見入ってしまった。

 普段であれば退屈極まりない議員たちの他人事のような国会答弁などに見向きもしないのだが、田中防衛相のお笑いトーク番組ばりの陳腐な的外れ答弁と、野党議員たちの嘲笑的な追究にしどろもどろする田中氏が国会中の晒し者になっている様子に、同情を通り越して憐れみさえ抱いてしまった。

 然しながら、国の防衛を司る要衝のトップに位置する防衛大臣として、日本が抱える普天間基地移設問題や自衛隊の国外活動(PKO)等について余りにもその知識が欠如している事に、国民目線から見ても明らかに田中氏を防衛相に任命した野田首相の人選ミスとしか言いようがない。

 更に呆れたのは、審議の最中に無断で約20分以上も『行方不明』になるという前代未聞の『珍事件』とも言えるような行動に審議が中断するというハプニングまで引き起こす始末。

 小学生でも授業の途中で具合が悪くなったり、トイレに行きたくなれば教師に断ってから離席するというもの。

 国会審議や政治そのものの重要性について全く理解していないと思われても致し方ない、まさに消えたり現れたりする存在感の無さは亡霊そのものだとは言い過ぎだろうか。

 田中直紀氏を支持する人たちには悪いが、この人は全く政治家に向いていない、政治家ではあるがこのような人を『うどの大木』と言うのかも知れない。

 夫人の田中真紀子氏がいなければ、おそらく政治家にはなれなかっただろうし、本人も政治家の道を歩むような事はなかったのではと思える。

 もちろん、彼は彼なりに努力はしているだろうし、田中氏の長所とも言える人の良さは個人の人間性を際立たせるものではあるが、視点の置き場所が大きくずれているような気がしてならない。

 おそらく防衛大臣というポストではなく、彼の長所を最大限発揮出来る場所が残念ながら現在の日本の政治の中には存在しないのかも知れない。

 それはさて置き田中防衛相の素人振りに対し、自民党のいじめにも似た専門用語を次から次へと並べ立てる様はクイズ番組か果ては学力テストかとさえ思わせるようで、日本の低レベル政治の行き着く場所が不毛地帯と言うのは余りにも虚しすぎるのではないだろうか…。