ポケットの中の東京。 秋の雨が降っている うっかりしていると 気付かぬほど細心に 窓越しの景色は 早くも冬木立 少々の憂いに震えている 冷え込む想い出の窓際で 今は遠い夏空をはかる 少しばかりの悔恨に縁どられ 夏祭りのどさくさに 捨ててきたはずの東京が ポケットの中にあった