スッカラ菅総理の一人相撲。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-一人相撲

 単なる思い付きの発言が次々と飛び出し、政界のみならず産業界までも混乱の渦に巻き込む菅総理の脱原発宣言であるが、「脱・菅」が先だろうと周囲の反応は冷やかである。

 明確なビジョンと未来の展望すらまともに示せない人間が、声を荒げて原発依存からの脱却を唱えたところで、その声に耳を熱心に傾ける人がどれほどいるだろうか。

 国内のほぼ全ての原発が停止している現在においては、それに取って代わる新しいエネルギーの構築は急務であるが、震災後に於ける日本再生のキーマンとなるべきリーダーの不在は、日本の将来に混迷という暗い影を落としている。

 現実味に欠けるその場限りの無責任な総理の発言は、路線修正の滑車になるどころか、再生に向けて走り出した車に急ブレーキを掛けているようなものであり、潤滑油の役目すら果たせない政治家たちの紛糾は秩序を無くした亡国そのものである。

 国の根幹である筈の「エネルギー政策」を巡り、与野党入り乱れて紆余曲折する様は狐と狸の騙し合いを見ているようで、寂寥感さえ抱いてしまう。

 被災地にはいまだ8万人を超える避難民が肩を寄せ合い、復興への道を待ちわびているとうのに、その道筋を照らす希望の灯りさえ示せずにいる。彼らは何も理不尽な要求を訴えている訳ではない。人として当たり前な生き方を望んでいるだけである。

 国を司る政党が何であれ、トップの顔がどう変わろうとそんな事は関係なく、日本を健全でより良い国に導いてくれる明敏なリーダーであれば、それがたとえ異国の人間であっても受け入れるだろう。

 疲弊し五里霧中の真っただ中にある日本に新鮮なエネルギーを注入し、復興の足掛かりを探し出す事こそが政治家たちに求められているものである。

 菅さんの一人相撲もその辺で打ち止めにしてもらい、一億一心の気構えでこの難局を乗り切って行かなければ未来への息吹が聞こえて来ることはない。