家庭用ゲーム機の中で人気を二分するのが、任天堂とソニーである。ゲームソフトの豊富さで言えば歴史の長い任天堂が一歩リードしているが、パソコンや携帯電話と同様にゲーム機本体もまた日進月歩であり、2000年以降に登場したゲーム機はその高性能や3Dと言う新たなモジュールを駆使した新世代のゲーム機へと変化して行った。
そこに登場したゲームソフトがオンラインゲーム。ゲーム機をインターネットに接続して、リアルタイムで複数のユーザーと遊べるMMORPGや対戦型のFPSと言ったゲームが人気を独占して行った。
その結果、オンラインゲーム依存と言った社会現象まで現れ、後にこれは社会問題にまで発展し、ゲームに熱中するあまり日常生活そのものが大きく崩れ、「ネット廃人」などの言葉をも生み出した。
引きこもりやニートと言った若い世代を中心にネットゲームの影響がマスコミ等に大きく取り上げられるまでに至った。
MMORPGの草分け的存在の「ウルティマオンライン」は米国のオリジン社が制作を担っていたウルティマシリーズの発展系であるが、後にエレクトロニックアーツ社に買収され成功を収めている。
わたしはオンラインゲームに興味がさほどある訳ではないので、日本のオンラインゲームについて余り詳しくはないが、代表作と言えば「ファイナルファンタジー」「リネージュ」「モンスターハンター」等ではないだろうか。
ハードの進化と共にゲーム内容そのものは表現力のリアルさに加え、過激な場面が過度的に集約されているが、このある意味廃退とも思えるゲーム機とゲームソフトに歯止めが掛からない事に一抹の危惧を抱かざるを得ない。
さて、本題から大きく外れてしまったが、先日ソニーの配信サービスから史上最大規模に及ぶ、7700万人分の個人情報が流出したとされる問題では、世界中からソニーバッシングが起きているようだ。
流出元となったのは、ソニーの子会社であるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が運営しているゲーム配信サービス「プレイステーションネットワーク」それに音楽・映像等の配信サービスを行っている「キュリオシティ」。
2011年4月17日~19日にかけて利用者の個人情報である氏名・メールアドレス・パスワード、クレジットカードの番号が流出したとされているが、ソニーの正式な発表は一週間以上経った後の27日だった。
これについて国外のメディアは対応の遅れに危機感を強めており、プレステ離れが今後加速すると思われる。
ソニーと言えば日本が世界に誇るブランドであり、その安全性は折り紙付きだったが、今回の史上最悪に発展する個人情報流出で、ソニーの安全神話は大きく崩れさる事になるのは間違いなさそうだ。
ソニーのセキュリティレベルは世界でも定評があり、強固なネットワークシステムを構築している筈のソニーがハッカーの手によって突破された事は、ネットワークの情報化時代に大きな暗雲を齎した。
不正アクセスについての犯人の特定はいまだ不明のままであり、おそらく個人ではなく複数の人間が関与している事は間違いなさそうだ。
因みにわたしはXBox360を使用して時々ゲームを楽しんでいるが、ネットワークには接続していない。犯人たちの目的は入手した個人情報を悪用するようなレベルではなく、世界のソニーを超越した事による頭脳の誇示が目的なのだろうが、目的がそれだけに留まってくれる事を願うばかりである。
