練炭百景。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-練炭

練炭の恋しい季節が近づいて来たと思ったりするのは、ふた昔も前のことであったりするが、幼い頃、祖母の押す乳母車に乗って、炭や薪を買いに行ったことを懐かしく思い出す。

乳母車の中は母胎のように居心地が良く、天気のよい日は日向ぼっこも兼ねて、揺り籠の中で眠る乳飲み児のようだった。

練炭や炭の使い道は、七輪で秋刀魚やめざしを焼いたり、火鉢に入れてストーブ代わりにした。

閃光のように時代が移り変わり、今では練炭が原因で一酸化炭素中毒に陥り命を落とすような事故が在ったり、場合によっては殺人の道具に使われたりと様変わりしてしまったのは嘆かわしい事である。

女詐欺師の毒牙に掛かり、「結婚」という人生にとってみれば最も幸福な出来事を、詐欺の道具に使い、相手から多額の金銭を騙し取る、そればかりではなく命までをも奪うという、事件が相次いで明るみになったニュースの記憶は新しい。

「振り込め詐欺」の被害も依然として後を絶たず、詐欺師たちは次々と新種の手口で人の財布を狙っている。

人を騙す事に対し、罪の意識を一切感じてはいないのだろう。

彼らの理屈から言えば「騙される方が悪い」という理論が成り立っている為に、詐欺事件は無くならない。

金銭だけで済めばまだ救われるが、騙された上に命まで落とすのではたまったものではない。

結婚詐欺については、その全容が解明されていないので、今後更に被害者が増える可能性もある。

結婚を強く望む男女がある限り、それを利用した詐欺まがいの行為はこれからも増えることだろう。

男女間の出会いの場が少なくなり、今ではインターネットの出会いサイトや結婚紹介所を利用する人たちも増えているが、相手を見極める洞察力がないと言葉の毒を盛られてしまう事もあるので、独身諸君は十分気をつけて頂きたい。