白馬童子よ、さようなら。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-白馬童子

わたしの中のヒーローがまた一人逝ってしまった。

山城新伍さんの訃報を聞き、幼かった頃の記憶が鮮烈に蘇えったと同時に涙が出てしまった。

テレビがまだ珍しい昭和30年代の初め、子どもたちの人気を独占していたのは「白馬童子」。

少年たちは眼を輝かせ、その白馬に跨り颯爽と登場する山城さんの姿に釘付けになったものだ。

彼が、糖尿病を患い芸能界から姿を消したことは知っていたが、まさか「特別養護老人ホーム」に入所していることは知らなかった。

70歳という年齢は、俳優としてはまだまだ現役で活躍出来る年齢であり、俳優に定年はない。

身体さえ許せば、ドラマや映画に出演したかっただろうと思う。

病魔に冒されながらも、それを必死に耐えつつ48作目を完成させた名優「渥美清」。

寅さんのように、白馬童子もまた永遠のヒーローとして心の中から消えることはないだろう。

山城さん、お疲れさまでした。

どうぞ、天国でゆっくりお休み下さい。