どんなに訓練された優秀なパイロットでも自然現象には勝てない。
6月1日、ブラジルからフランスへと向かっていたエールフランス機(447便エアバスA330-200型旅客機)が乗員・乗客228名を乗せたまま消息を絶ったが、その安否を気遣う人たちの希望を無残に打ち砕く悲報が届いた。
同機の残骸と思われる機体の破片が、フランス北東沖の大西洋上で発見された。
航空機は消息を絶つ寸前に、電気系統の故障を訴えていた。
墜落の原因が何であったかは、ブラックボックスの回収が答えを出してくれるだろうが、水深5千m近い深海での作業は困難を極めるだろう。
憶測でしかないが、乱気流に巻き込まれ落雷にあった可能性が指摘されている。
世の中には様々な乗り物があるが、時間と距離を大幅に縮めてくれる航空機などは多忙を極めるビジネスマンなどにとっては有難い存在である。
地球が狭く感じるようになったのも、空が鳥だけのものではなくなったからだろう。
航空機に限らず、世の中には多くの移動手段がある。
電車、車、船など、これからはもっと多くのそして新しい乗り物が登場するだろうし、人間同士の距離が更に短くなる。
便利な時代にあっても更にその利便性を求め続ける人間の欲求は果てしない。
どんな乗り物であっても100%の安全は保障出来ない。
必ず何らかのリスクがある。
そのリスクを回避する為に人間は最大限の努力をしなければならないが、相手が自然である場合は、90%の努力と10%の運に任せるしかない。
今回の航空機事故は悲運としかいいようがない。
コックピットではおそらく危険回避の為、様々な方法が試されたのではないだろうか。
大勢の人を乗せて空を飛ぶ航空機の安全を、更に確実な安全に近づける為にも多くの犠牲者の死を無駄にしてはならないだろう。