大麻に罪はないけれど・・・。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

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大麻を吸う人たちには罪の意識は殆んどないと言ってもよいだろう。

飲酒運転がなくならないのと同じように、悪いことをしているという罪悪感が欠けているのだ。

人に迷惑をかけなければ、何をしてもよいという自己中心的な発想である。

日本の音楽シーンに多大な影響を与えた「はっぴいえんど」の元メンバー「鈴木茂」の逮捕には、それほどショックを受けなかった。

ミュージシャンにはよくありがちなことでもあり、ミュージシャン仲間から見れば、「あいつは運が悪かった」くらいに見ているだろうし、大麻=ステイタスにもなっている業界では、大麻は合法ドラッグなのだろう。

相撲界では昨年に引き続き、大麻問題が日本人力士まで及び「若ノ鵬」逮捕という不始末で、相撲協会のずさんな管理が浮き彫りになったばかり。

そして、法大生の大量逮捕など、学生のような若者にまで大麻が蔓延しているこの状況に、当局にはまったく打つ手なしというのが本音である。

雑草のように次から次と生えてくる犯罪は、根元から断たなければ効果はない。

特に被害者のいない犯罪ほど刑も軽く、逮捕されても僅かな期間で社会復帰が可能であるし、洪水のようにあふれ出るニュースの中にあっては、人々の記憶にも殆んど留まることもなく消えて行く。

大麻或いは薬物(覚せい剤など)が、闇組織、テロ組織などの資金源になっていることを強く訴えていかなければ、この問題はいつまで経っても永遠のテーマとなってしまう。

大麻を吸うことは悪の組織に手を貸している事だという事実を認識させれば、少しは罪悪感に目覚める人が増えるかも知れないと思うのだが。