東京に春一番が吹いた日の夕方、わたしのベッドに循環器内科の主治医がやって来て一言。
「神戸さん変わりはないですか」
「検査の結果薬の方も安定して来たのでそろそろ退院しましょうか」
この言葉をどれほど待ちわびただろうか・・・。
約一ヶ月前、1月17日のことを何気なく思い出しながら17階の窓から繁華街の夜景を見つめた。
左足に僅かな違和感と軽い痛みを感じつつ、遅い朝を迎えていたあの日のこと。
まるで毒虫にさされたように大きく腫れ上がった左足の甲。
指で押すと、それは波紋を広げるように深く沈み込んだ。
「あれ・・・浮腫みだ」。
右足と比べてみてもはっきりとそれは異常を訴えていた。
取りあえず、薬を飲んで今日のところは様子を見ることにしたが、ここ数日妙に息苦しく、少し動いただけでも息切れしていたし、夜も寝苦しく熟睡できないでいた。
そして18日の朝だった。
足の浮腫みは更に酷くなり、左足だけでなく右足も同じような症状が見えていた。
さすがに驚き、ただ事ではないと思い、三井記念病院の救急センターに電話を入れ、タクシーに乗り出かけた。
休日担当医が二人来て、早速点滴が始まった。そしてそのまま17階の入院病棟へ。
そして約一ヶ月に及ぶ入院生活が始まったのである。
様々な検査をしていく内に新たな心臓の病気が見つかった。
「収縮性心膜炎」この病名は聞いたことがなかった。
主治医の説明に寄れば心臓の外側を覆っている心膜に炎症が起き、心臓が十分に拡張出来ない状態だと言うことだった。
根本治療は手術しかなく、硬くなってしまった心膜にメスを入れて切るのだと言う。
しかし、それでも100%の回復は見込めないようで20%の確立で再発すると言うではないか。
この件でかなりわたしは悩んでしまったが、結局、直ぐ手術が必要ではないこともその後の検査(CT)で分かったので安心した。
心不全も治まり、昨年6月に受けた狭心症のステント挿入部位の再狭窄もなかったので一安心と言ったところである。
病棟のデイルームに設置されたPCを使い一日置きに自分のブログを確認しながら、入院生活を送ってきましたが、皆さんの心温まるコメントに励まされました。
本当にありがとうございました。
退院したばかりで体調の方はまだまだですが、自宅でリハビリを続けながらボチボチブログもアップして行こうと思います。