パソコンにはトラブルが付き物だが、これはOSが進化するたびに増えて行くような気がしてならない。わたしが最初に購入したPCはNECのPC9801DA。かなり昔の話である。ここでパソコンの歴史を語るつもりはないが、機械は単純なほど壊れにくい。これだけは言えると思う。
人間の身体ももっと単純に出来ていればそれほど病気にもかからなかっただろうに、神様は余計なことをしてくれたものだ。
つい先日、PCをいつもののように立ち上げた。問題なく画面がモニターに映し出される。メールをチェックしてその後返信しようとしたら、キーボードが反応しない。
USB接続に問題有りかと思い、調べたが特に異常はなかった。PCや周辺機器が壊れた時一番悩むのが原因である。
最も壊れやすいのはハードディスクだが、突然モニターがブルーになって何やら意味不明の英文が白い文字で浮かびあがる。
英語が多少出来れば意味もそれなりに理解出来るが、わたしにそんな能力はない。ただし、経験で身に着けた知識があるので、おそらくハードディスクに異常があるだろうくらいは察しが付く。
今回キーボードに関しては初体験だったので困ってしまった。文字が打てないのではブログの記事も書くことが出来ず、致命的である。
原因が分からなく直らなければキーボードだけ交換すれば済む話だが、キーボードが壊れた話は殆ど聞いたことがない。お茶や珈琲を零してしまうえば、壊れるがそれ以外では何が原因なのか？
疑問を残したままにするのは自分の性格に合わないので、納得出来るまで調べる。しかし、そんな自分をよそにキーボードは突然復活した。
原因は自分にあり、短気は損気。使い慣れたPCがいつの間にか自分の一部となっている。つまり機械として扱うのではなく、やはり一人の相棒としてPCにも愛情が必要だと気が付いたのである。