岩手県奥州市の黒石寺で行われる伝統行事、蘇民祭のポスターにJR東日本から待ったがかかった。理由は「男性の裸に不快感を抱く人が多い」ということ。このポスターをTVで見たとき、胸毛よりその男性の顔の方にインパクトがあり過ぎて、思わず苦笑してしまった。
この裸祭のポスターが「セクハラ」に該当するらしい。日本人はとかく物事を議論する時に型にはめてしまう傾向が強い。
セクハラに限らず、物事の定義が曖昧なまま問題が一人歩きしてしまい、物議だけが大きく歪みながら雪だるま式に膨れあがる。
何処までがセクハラになるのか、女性の数だけ受け取り方は個々によって意味合いが微妙に違ってくる。
一部の女性が不快感を示したからといってこれがセクハラだと決め付けるのは少し違うのではないだろうか。
不快感を表すものは巷にゴロゴロしているわけで、例えばTV。裸を売り物にしているお笑い芸人たち。小島よしおはそのキャラクターでCMにも登場するほどの人気を得た。江頭2:50、タムケン、長州小力、ワッキーなど。
彼等たちの活躍は時に眼をそむけたくなるような場面もあったりするが、誰も彼等をセクハラと結びつけることはない。
そしてスポーツの世界にも裸での競技は幾らでもある。大相撲の力士たちはどうだろう。中には胸毛の生えている力士は多く見かける。
今回の件で胸毛の生えている男性諸君はショックを受けたのではないだろうか。夏ともなれば、プールや海へと裸をさらけ出す機会は多くなる。
極論を言ってしまえばこれはセクハラではなく「差別」。さて、そのニュースから一夜明けてみたらこのポスターが人気を呼んでいると言うではないか。「禍も転じて幸となる」とはまさに今回の事例にぴったり治まる言葉かも知れない。