亀田興毅VS辰吉丈一郎 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


ロッキー


インドネシアの密林から探し出して来た今度の対戦相手は、まだあどけなさが残る19歳の少年だった。初回でKOするだろうと思っていたが、かなり手こずっていた様に思う。ボクシングに慣れてきた亀田興毅は、デビューしたばかりの頃に見られた獲物を倒す時のような鋭い眼光は消えうせていた。

一撃で相手をリングに沈めるパンチも見受けられない。リズミカルなパンチの連打は高く評価できるものの、試合を見ているファンはKOを早く見たいと思っているし、それが亀田の持ち味でもある。八百長と罵られた試合も既に過去の物。何時までも引き摺っている訳にはいかないが、新たな八百長疑惑で揺れる相撲と同様でファン或いは視聴者の記憶は以外と根強く残っているもの。

KOから随分遠ざかっている自分に対しても興毅自身が一番焦っている様にも思える。TBSに踊らされる亀田一家の運命や如何に。さて、どうせならTBSさんよ、引退が囁かれている辰吉に花向けとして亀田興毅VS辰吉丈一郎のカードを実現させてみたらどうかな。むちゃな話しではあるが、TV局の得意なドラマとしては申し分ないだろう。

階級などこの際関係なく、これまでボクシング界に貢献して来た辰吉も興毅のパンチを浴びてリングを去るなら本望ではないだろうか。99%あり得ないだろうが、1%の可能性として辰吉が勝ったらそれはそれで大いに盛り上がる。視聴率も破格の勢いであがるだろうし、ランダエタ戦をも遙かに凌ぐだろう。ボクシングを娯楽番組にしてきたTBSなんだから最後まで娯楽だと押し通せ、その位の根性で番組を作れと言いたい。