君はまるで風車のように…。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


村主 トリノオリンピックから早一年が過ぎ、そして世界フィギュア選手権が始まった。この舞台に女王荒川静香の姿はもうない。イナバウアーはプロの世界へと羽ばたき、自分を応援し支えてきてくれたファンには別の舞台で華麗な滑りを披露してくれている。そして彼女を羨望の眼差しで見詰めていた浅田真央や安藤美姫がこの世界フィギュアで女王の座を争っている。トリノから大きく飛び立った氷のプリンセス達は一回り否ふた回りも大きく成長し、堂々たる貫禄でリンクが小さく見えるほどであった。スポーツ選手に限った事ではないが自分の持っている力を100%出し切ることは非常に難しい。大会に備える時から勝負は始まったも同然で、どんなに冷静沈着な選手でも心はその大きなプレッシャーに押しつぶされてしまうのではないかと思う。だがしかし、彼女らの素晴らしいところは滑りながら自分を取り戻していく余裕すらあるところだろう。失敗を恐れて技が小さくなっては良い点がとれない、それ故一か八かで大技を決めてくる。転んでしまったらしかたがない、だがやらねば結果もついて来ないだろうし、自分が一番後悔する羽目になる。それを知っているからこそ、プレッシャーをばねにして自分の演技に全力を注ぐのだろう。ところでこの大会にもう一人いるべき姿がない。最も女王に近い存在だった村主章枝である。トリノからこの選手権の間には個々それぞれのドラマがあった。誰もが現在よりも高いレベルを目指し、激しい練習に氷も溶け出すほどの汗を流してきたに違いない。しかしながら体調の不備や怪我に泣く選手も多く、強豪ひしめくフィギュアスケートの世界から一歩飛び出す事は非常に難しい。昨年の大会で思う様な結果が出せず今大会の枠から外れてしまった彼女ではあるが、大胆さこそはないもののその華麗で繊細な滑りは情感豊かな演技で彼女の右に出る者はいない。村主章枝の舞い踊る姿がブラウン管から消えてしまっても情熱みなぎる彼女のハートが復活する日は近いだろう。だから敢えて今日の動画は村主章枝にしておこう。
ところで、この記事を書いている最中(24日)に安藤美姫が逆転の金メダルを獲得という喜ばしいニュースが飛び込んで来た。金メダルおめでとう。浅田真央も良く頑張りました。日本のフィギュアスケート界を牽引する二人に拍手喝采。