たどり着いたら、もう歌えない。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


雨に 元モップスのヴォーカリストだった鈴木ヒロミツが死んだ。

足音も立てず忍び寄る死の予感に彼は気付くこともなく、病に対する苦しみや悩みをも抱えこまず黙ったまま、わたし達の前から姿を消した。

吉田拓郎が作った「たどり着いたらいつも雨降り」アルバム「元気です」が悲しみにくれている。

彼の人生はいつも雨降りではなかった筈。
人前で歌う機会は減っても、俳優、タレントとして数々の番組に出演しGS全盛期の頃よりも、その個性的なキャラクターを活かしつつ、時にはモップス風にアレンジされた「たどり着いたらいつも雨降り」を聴かせてくれた。
それなのに最後にたどり着いてみたら、今度は涙の雨が降り注ぐ。ファンの涙が彼には届くだろうか。
肺癌で苦しみながらもコンサート活動を意欲的に続けている拓郎も、おそらく悲しんでいるに違いない。

だから今は「どうしてこんなに悲しいんだろう」をわたしは歌いたい。