確定申告しませんか? | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


確定申告

3月は自営業の人たちにとっては別な意味で忙しい月。一年の総決算でもあり、そして頭の痛い確定申告が待っている。会計士や税理士を雇っている場合は別にしてもそんな余裕もなく出来るだけ出費を削って、僅かな利益を出すのに苦労をしている個人事業主も多いだろう。実はわたしもフリーで仕事をしていた時期があった。20代後半から30代前半にかけて、会社に席を借り歩合制で写植の仕事をしていた。正社員ではなく完全に独立した形なので仕事量を増やせば当然それなりに収入も増えてくる。その頃、まだ若い私は会社に対する不満があり、自分の技術にあった報酬を貰えない事に憤りを感じていた。今思えば生意気な人間だったかも知れない。腕試しの意味もあり完全歩合の世界に足を踏み入れた。仕事量も休みも自由という時間に縛られない世界は魅力でもあったが、そこには思いがけない落とし穴が待っていた。自己管理である。仕事に対する視点が変わり、仕事さえこなしていれば文句はないだろうという一人よがり。自分は仕事が人より数倍早く正確だという過剰な自信。これらが裏目に出て、人間関係が上手くいかなくなり、歩合制の会社を転々とする不安定な生活に落ち込んでしまった。毎日帳簿をつけるような面倒臭いことはしていなかったので、申告の時は友人に全て任せきりだった。友人は必死で領収書をかき集め、何とか赤字申告で済ませてくれた。確定申告の良いところは還付金があるところだろう。会社勤めをし、毎月の給料から税金を徴収されるサラリーマンやパートで働いている人も確定申告を受ければ税金が帰ってくる可能性は大きい。但し、かなり面倒である。そういえばすっかり忘れていたが、わたしは15歳の時商業簿記3級の資格を取っていた。一度もその経験を活かした仕事に就いたことはなかったが、貸借対照表や残高試算表を作った思い出が浮かんで来る。テストは70点で合格だったのでそれだけを目指しそろばん片手に鉛筆を走らせていた。試験場には数十人ほどの受験者が集まり、そろばんを弾く音だけが室内に木霊していた。簿記は2級を取らないと実践では使い者にならないだろう。3級は単なる基礎知識。払う税金は出来るだけ低めに抑えたいのが本音。これは大企業でも個人でも同じではないだろうか。北の将軍様も人民の為に金を使えば少しはましな国になると思うのだが、それは日本とて同じことかも知れない。