京葉線、こんがりトーストで大混乱。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

京葉線 大都会の朝は通勤ラッシュで幕を開ける。半分眠ったままの重い瞼を鞄に詰めた人間たちを、容赦なく詰め込んだ電車が地方から都心めがけて血流の如く流れ込む。東京に向かう電車が一体何本あるのか数えた事もないので分からない。直ぐ頭に浮かぶのは、自分が利用している地下鉄やJRくらいのものだ。朝は誰もが忙しい。だから皆顔を引きつらせながら電車の到着を待っている。電車はいつもと変わらぬ時間に来るし、自分も同じ朝の忙しい風景に溶け込んでいる。腕時計を気にしながら、来るはずの電車を待っていた。自分もそして周りの大群も同じ表情に変化して。電車は来ない、中々来ない…。苛々が頂点に達しようとしたその時、構内に駅員のアナウンスが流れる。「ただ今、京葉線は駅構内に於いて火災が発生した模様…」ホームには既に人の入れる余地はなく、階段の方にまで人の長い列が数珠の様に続いていた。またも都会の脆さが露呈する。たった一本の電車が止っただけで、数十万人の足が奪われ、その日一日が全て壊れていくのである。一日の始まりは大切、自分のコンディションを整え、気力を回復させながら「今日も頑張るぞ」と自分を励ます。通勤と言う日常から随分離れてしまった私だが、いつかまた通勤地獄へと帰りたい。