日本が世界に屈した日、終戦とは(動画) | プールサイドの人魚姫
私が初めて眼にした世界地図は学校で配られた社会科の地図ではなく、家の書棚に佇む世界地図だった。戦時中に作られた物らしく1ページ目を開くと小さな日本列島を中心に日本の領土が真っ赤に広々と塗り潰されていた。まだ歴史の知識が殆どない私にとっては日本の国がこれほど広い事に驚きを隠せなかった。大日本帝国と記された日本列島には日の丸と日本海軍の国旗が勇ましく光輝いて見えた。戦争ごっこと称した遊びでは必ず「日清戦争始まった」「日露戦争始まった」と声を張り上げ遊んだものである。子どもの目から見た戦争は単なる「ごっこ」でしかなく、敵は悪であり日本は善であった。今年61年目を迎える終戦。開戦記念日があるとするならば12月8日の真珠湾攻撃だろう。野に山に海にと多くの兵士たちが敵味方問わず国を守る為に命を落として行った。勇ましい軍艦マーチを先頭に太平洋の海原で繰り広げられたミッドウェイ海戦。サイパン玉砕や万歳クリフ、沖縄の悲劇など私たちは歴史の古ぼけたフィルムでしかその様子を知ることしか出来ない。戦争を身に染みて憎いと思っている人たちは年々減り続け惨い殺し合いの無意味を語る老人がいなくなる。よく歌った軍歌も現代ではすっかり聞こえなくなった。原爆の犠牲となった日本は無条件降伏の後、凄まじい勢いで世界トップの経済大国になったが、いまだ日本の各地には米軍基地が俺の国だと謂わんばかりにのさばっている現状。沖縄の返還は形だけだったのか…。戦争は終わってもその残り粕が今でも燻り続けている。アメリカは武器を作り続け、暗躍する武器商人と手を組み水面下で取引をし、自国も世界のどこかかしこで戦火が上がれば堰を切ったように兵士を送り込む。表向きを対テロ戦争に置き換え劣化ウラン弾を撃ちまくる。そんなアメリカに媚を売る日本。敗戦国だから仕方ないのかも知れないが…。

