那須 完結編 凄い博物館へ | 新・発動機とともに

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元.10.18 (土) ☔~🌧️ 22℃

被災された地域の方々には無情の雨となりました。
願わくば晴れることを祈ります。

朝の報道を見ておりました。
先般の信州では、危急を知らせる鐘の音が響き、多くの方々が危険を感じて避難をしたと流れてました。

地元の分団の方々が、豪雨の中で四ヵ所の半鐘を打ち続けたと・・・
これを「機転」と言うのでしょうね。
正に殊勲甲です。
稲村の何とかと似た話です。

カンカンカン…カンカンカン♪

本来は種別によって、二点鐘とか三点鐘とか鳴らし方が有るようですが、今の時代に解る方などおりません。
昔から、五点連打は危急存亡の時…

単なる連打で十分に目的を果たせます。

あたくしも幼少の頃に聞いた、遠~い記憶があります。
それは…それは、暗闇に響く大変に不気な音でありました。
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

その後には、抑揚のある手回しのサイレン音が続きます。
とても怖かったですねぇ~

何を言っているのか、聞き取れない行政無線より、遥かに効果があります。

言葉よりも、電子音のサイレンや鐘にするだけで、受け方は全く違うでしょうね。

テレビやネットは、全体像の把握は出来ても、身近に差し迫った危険までは伝達出来ません。
隅々まで斥候を出す訳でもないので、その辺が報道の限界かと思います。
今回の教訓でしょうか。

危急が迫っているか否か…
考えれば、現地の方が一番よく解るはずです。
人間の目で判断することが、やはり大切であると感じます。


さて、先日の続きで完結編となります。

入口の展示で立ち止まりました。

ん・・・
これ、臼砲か…
珍しいものを初めて目にします。

確かにシンガポ~ルの激戦地となったブキテマ高地で使っています。
本体が推進するロケットではなく、巨大な迫撃砲のような物です。
その歴史は大変に古く、日露どころかナポレオンの前に遡ります。
精巧な砲身を造る技術が無かったから…

「きゅうほうじゃ~きゅうほうじゃ~」「わっしょい…わっしょい!」と引っ張って来た臼砲を見て、最前線が唖然としたと言う記事を読んだ記憶があります。


無造作に置かれた60番等々…↓


小型の探照灯、よく残っていたものと感心します。
陸の照空灯とは大きさが違います。


はて、一体何処から持って来たのか?


まぁ~凄い展示の数々です。


当時の新聞や書籍の数々も…


7ミリ7 …


昭和17年3月時点の地図
その後に激戦地となるソロモン諸島やガ島は、詳細な記載がありません。




寸法⇒1/700  
全てが揃っているでしょうね。↓

驚愕するのみでした。



更に米艦などもあり


これは、映画で使ったセットかなぁ~?


若いお父さんが子供さんに「これが零式だとよと」説明しておりましたが・・・
米国のT6ですね。戦後は日本でも練習機として数多く使われてます。


絵画の数々に暫し立ち止まりました。
当時の戦意高揚とは言え…
悲しさや虚しさが伝わって来ます。

館内の保管状態は、決して良いとは言えないかも知れません。
管理している方が、色々とご説明をしてくれました。

個人でこれだけの展示は、国内で唯一のものと思います。

実際にこの目で見ると、映像やネットで受ける印象とは全く違います。

その場の空気を肌で感じると言う、大きな違いでしょうか。

便利な時代となりましたが、アナログの持つ力は、まだまだ大切であると感じます。