杜に響くや大太鼓 府中 | 新・発動機とともに

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29.5.5 金曜 こどもの日

快晴の行楽日和です。
はて…?
二輪で走るか、それとも小さな旅にするか? 二択です。

そう言えば○○年も行ってないなぁ~
年に一度のワンチャンスです。
では、電車に乗って行きましょう。

「武蔵国 府中」

右に見える競馬場~♪
左はビール工場~♪

昭和の時代、妙な音階の歌曲がありましたが、その地であります。(+_+)

歌とは違って古い歴史のある街です。
立派なけやき並木の参道は、既に人で一杯でした。
まだ、若かりし頃に見物に来た事がありますが、懐かしいなぁ~(+_+)

○○年ぶりに訪れました。
あの頃は、若かったのね・・・(-_-;)

ここは、大変に大きな祭礼です。


武蔵国の総社

菊花16紋を許された、大変に格式の高いお社です。


境内には何本もの御神木がありました。
見事な大銀杏です。



解説はこちら↓
ご興味があれば見てくださいませ。


律令の時代、武蔵国(東京、埼玉、横浜、川崎辺り)を管轄していた行政府の国府が置かれたところです。
現代に例えれば県庁でしょうか。

全国に「府中」「総社」「国府台」「国分寺」などの地名があります。

奈良時代に、国府や国分寺が置かれ、その国の政治、文化の中心となった場所です。

そして、大概は伝統と格式のある祭礼が今に残っています。はい!

大太鼓は神輿の露払いかな?


「ほいさ!ほいさ!」の掛け声で地面に竹を打ちながら、その後に大太鼓が入ってきます。
浄めてるのでしょうね。多分…

何年たっても変わらないもの・・・
伝統です。

太鼓が腹に響きます。
心には、じぃ~んと響きます。


単発で「ど~ん!」「ど~ん!」と・・・
お囃子ではありません。
大変に厳かな感じがします。


いいですねぇ~!




6基が境内に入って行きます。

氏子の皆さん、烏帽子を被ってます。
これも伝統を感じますね。

街の中では屋台が出てました。
小ぶりですが、テンポの早い囃子です。
昨日は24台が巡行したそうです。


街の中から神社へと向かってます。
昭和9年の文字が見えました。


境内で出発を待っている8基のお神輿です。中には入れません。
菊花16紋、なかなか見られません。
立派ですねぇ~
待機をしてました。

前に来た時は、威勢のある神輿と大太鼓に感動しました。

名前のとおり、昔は夜の12時に太鼓の先導で、暗闇の中を繰り出したそうです。
昔は朝までやっていたのでしょう。

時代は変わり、今は午後6時に出発です。

神社の脇にあるのは、律令の昔、役所が置かれた跡でした。

当時の江戸は、まだまだ海辺の寒村の時代です。
その頃すでに一帯は国府として栄え、隣の国分寺には七重の塔がそびえ立っていたことでしょう。

祭礼には歴史と伝統のロマンがあります。

しかし・・・

余りの人手の多さと時間の都合により、メイン行事を後に途中で引き揚げます。

このままいると…
帰れなくなりそうな予感が…(/_;)/~~

後ほどネットで観ましょう。
「ほいさ!ほいさ!」の掛け声が耳に残ります。