こんにちは、3年漕手の方の高橋です。本来ならインカレ前に近況報告としてブログを書くことになっていましたが、訳あって担当の後輩に止めていただいていました。ごめんなさい。
まず近況報告ですが、2月の終わりに腰を痛め、何度かの復帰をしては休みを繰り返していました。7月の頭には、インカレ選考3週間前ということもあり、かなり無茶をしましたが、身体が追いつきませんでした(元々、実力もなかったのですが)。tt後から現在は、再び腰痛を鎮める方に集中しています。まぁ結局、今シーズンは何もできなかったということです。
さて、夏休みに入って少し忙しさから解放されたので、自分のものの考え方に目を向けてみました。腰痛持ち、そして主将という立場ということもあり、監督・コーチ陣、先輩、部員、整体の先生、カウンセラー、家族、色々な人と話をさせていただきました。加えて、今まで以上に本を読むようにしました。自分をより俯瞰して見るために、他人の経験を追体験するといった感じでしょうか。
色々な体験を通して気づいたことは、自分は「単線的で悲観的で誇張的な」考え方をしているということです。
1つ目の単線的とは、自分に関して「こうしなければならない」や「こうあるべき」という考え方です。他にも理想、期限、責任といったことに強く固執しすぎてしまうところがあります。結果的に自分で視野を狭めてしまい、それができないと、他のことを考えるのが難しくなってしまいます。
悲観的はそのままです。基本ネガティブです。悲観的なこと自体は、さほど問題と思っていませんが、次の誇張的が加わると厄介になります。
最後の誇張的とは、現状よりも想像力が先行しすぎて、現実にあれこれ付加して考えてしまうことです。これに悲観が合わさると、自分で自分の不安を煽り、もはや現実的にものを考えるのが不可能になってしまい、逆に何もできなくなります。腰痛に対して「治らなかったらどうしよう」と必要以上に不安を感じていたのも、今思えば誇張的な考え方でしょう。厄介ですね。
自分の考え方に加えて、自分の置かれた状況が「迷路」に似ているのかなと感じました。学業、将来、怪我などなど大小様々な壁と分岐が目の前にはあります。進んでいる間はその路が正解がわからないまま進み、袋小路に入ったら、分岐まで真っ直ぐ戻る。それが迷路の進み方ですかね。
しかし今の自分は、直線的に進み、入り込んだ袋小路の壁(課題、困難)を越えようと、壊そうとし、出来なくて身動きがとれなくなっているといった感じでしょうか。
以上が20年生きてきた中で自分史上最大の発見です。未だにこの考え方から脱却はできていませんが、認知しているのとしていないのとでは大違いだと思います。
「迷いながら進み、立ち止まり、自信を持って戻り、再び進む」
これが今の自分には、必要なことかなと感じています(もちろん、超えれる壁は越えていきますし、壊せる壁は壊します)。
最後に、今シーズンで引退される先輩方、何人かの同期、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。黙々とトレーニングする姿、後輩への積極的なアプローチ、主務でありながら大変さを表に出さない態度、それぞれの姿勢で示したくれた先輩方は来シーズンはいません。フレッシュなチームには、今シーズン以上の困難がついてくるかもしれません。個人的な話をすれば、確実に今年以上に忙しくなり、部活に関われる時間が少なくなるかもしれません。それでも私たちは、そして私は、日々前進していきます。途中止まり、戻ることがあっても再び前進し、良い方向へと何度でも進んでいきます。至らない点も多くあると思いますが、今後とも金沢大学ボート部をよろしくお願いします。
ここまで長々々と書き連ねてしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。