岩波書店から 『富山市議はなぜ14人も辞めたのか』 が出版されている。ローカル・メディアは地元の政財界と一蓮托生の関係にあるもの。そこに風穴を開けた。

 

金沢の北國新聞社を例に挙げよう。筆者は毎日北國新聞を読んでいる。だがそれは、時鐘の書き写しを国語の勉強にと思うのと、地域で生じてる新しい動きを知るためで、間違っても記事は読まない。社説など酷いもので小学生新聞かと思えるほど低レベル。対抗紙の北陸中日新聞も同じようなものだが、北國新聞よりかはましだろう。

 

石川県人はよくこんなローカル・メディアに満足しているものだと首を傾げる。商売関係者は自分のビジネスが取りあげられたら嬉しいため無料の広告媒体としてしか見ていない。

 

考えてほしい。報道機関に求められているのは権力監視。我々が健全な市民でいるためには、金を払っても調査報道の成果を得なければならないのである。

 

本書は富山県の事例だが、チューリップテレビは名をあげたではないか。これがジャーナリズムの矜持というものである。

 

金沢市民も気骨あるメディアを望んでる。