べっちです | 金沢大学男子バスケットボール部 BLOG

べっちです

 更新遅れてすみません。2年の宮部です。




 早いものでもう夏休みが始まり、今は部活のオフ期間です。僕は滋賀県の実家に帰り、だらだらとした生活を楽しませていただいてます。




 今回はちょっと真面目な話です。かなり長くなるので飽きたら飛ばしてください。






 先日のまるちゃんのブログを読んで、「感謝を伝えること」の大切さについて考えました。




 僕の家族はいつも真剣に僕のことを支えてくれています。僕の学力では現実的でなかった進路でも信じてくれたり、大学で一人暮らしをすること部活をすることに対して迷わず背中を押してくれたりと挙げるときりがないです。




 そしてなによりも、僕の人生においてどんなにしんどい時も否定せず支えてくれました。




 僕は幼少期、前の父親からの家庭内暴力、学校でのいじめを受けており、他の人より少しだけしんどい思いをした経験が多いです。




 そんなときでも、当時の母は優しさを絶やすことなく、必ず僕の味方をしてくれていました。たとえ父から暴力を受けた直後でもです。




 姉も僕に対して八つ当たりせず、ぼこぼこになっていた僕にゲームを誘ってくれたり、とても優しくしてくれたことを覚えています。




 最終的には小学6年生の頃に離婚することになり、それから今の父と再婚するまでの4年間ほどを母ひとりで育ててくれました。




 今の父は、再婚当時中学3年生で思春期真っ盛り反抗期もりもりだった僕が突然息子になり、とても苦労したと思います。




 どのような距離感で接すればいいか、普通の親子ならどんな会話をするか、とても悩みました。




 そもそも「父親」という存在そのものに対してトラウマがあったので、「どうせこの人も」という考えも少なからずあったのは事実です。




 しかし、つたないながらも話しかけてくれたり、バスケの話に真剣になったり、悪いことをしたら叱ってくれたり(かなりぎこちなく)と繰り返しているうちに、僕の口からは自然に「父さん」と呼ぶことができていました。




 僕が金沢大学に合格したときには、電話越しに初めて泣いている声を聞きました。




 高校生になり、友人とのトラブルが原因で1年間ほどやや不登校になった時期がありました。




 両親はなにも聞いてくることはなかったし、最悪やめてもいいと、逃げ道もつくってくれて、僕が立ち直るまで支え続けてくれました。






 そんな家族を持つ僕ですが、僕は「いつもありがとう」と言えたことがありません。




 なぜかというと恥ずかしいからです。




 いや、恥ずかしいですよね。いきなり僕が家族に感謝を伝える光景、想像できません。




 脳内では感謝を伝える自分、驚く家族、ほっこりするお茶の間となんとなーくどうなるかなと想像はできますが、そもそも感謝を伝える自分が想像できない。




 なんという親不孝者でしょう。僕は。




 実家に帰るたび「お小遣いほしい」「お腹すいた」「〜〜連れてって」と。




 一体何様なんでしょうね。これでは立派なダメ人間が生まれてしまいます。




 とはいってもいきなり態度を変えるのは難しいので、小さなお手伝いから始めて、いつかちゃんと感謝を伝えられるようになりたいです。




 以上、家族に感謝を伝えたいのコーナーでした。






 続いて、友達にも感謝を伝えたいのコーナーに移ります。まだ続きます。




 実家に帰り、昨日高校のときのクラスメイトと集まってご飯にいきました。




 そのクラスメイトのうちひとりが、若年性の癌の一種にかかり、去年の夏ごろから今年の春にかけて入院していました。今も定期検診に行く必要がありますが、一応治ったようです。




 去年の夏も年末年始も会えなかった彼との再会で、くそざこメンタルの僕は少し泣きそうになってしまいました。




 絶対いなくならないと思っている人が、もしかしたらいなくなってしまうという可能性。




 それを考えるようになり、友達ひとりひとりの重みが変わったような気がします。




 部活の同期、先輩後輩、学類の友達など、普段関わっているみんなが、あたりまえのように見えて実はあたりまえじゃないと。




 でも急にかしこまると「なんかきもい」って言ってくる姿が容易に想像できる(K.Aくん)ので、じわじわと優しくなってやろうと思います。




 以上、友達にも感謝を伝えたいのコーナーでした。






 なんか真面目に書いてやろうと思って書き出しましたが、書いているうちにごっちゃになってきちゃって、ゴールがわからなくなりましたがもうちょっと続きます。




 ここまで書いてきた内容から僕が言いたかったのは、人との繋がりって意外とすごいと思うから大切にしませんかということです。




 今までの人生におけるたくさんの苦しかったことやトラウマが、今でもフラッシュバックしたり、しんどいときに追い打ちをかけてきたりすることは多々あります。




 そして、オブラートに包んで言うとすべてがどうでもよくなってしまうことがよくあります。




 どうですか、この弱さ。圧倒的でしょう。




 僕が歩んできた人生のこと、家族のこと、悩んでいること、これらを誰かに話すことは怖くて、苦しくて、基本なかったし、あまり話す気もなかったです。




 でも不思議とこの場を通じてみんなに言ってもいいかなと思えたのはなんででしょうね。




 もうすぐ20歳を迎えるこの年になり、ようやくかつてのしがらみとか、ずるずる引きずってきたいやーな思い出とかと決別できそうです。応援よろしくお願いします。



 あと3ヶ月程で引退してしまう先輩も、時間が経つにつれ会わなくなったり話さなくなったりする友達も、今そばにいてくれる友達もみんなに対して胸を張って向き合えるようになりたい。




 本当の意味でストロングけんてぃーになりたい、ありのままの自分を知ってほしい、というのが今の気持ちです。




 げきくさな文章を書きました。

 くっせー!ぺっぺっ!






 べっちは何を書いてるん!?