吉野杉を使った天然丸太平均台から始まった金沢 粋屋は、おかげさまで今年11年目を迎えます。
オーナーさまはもちろん、嬉しいことにセカンドオーナーさまも増えてまいりました。
そこで今一度皆さまに問いかけさせていただきます。
子育てには
「安全」だけが不可欠なもの
と考えておられませんか?
金沢 粋屋の木製遊具はただ「遊んで楽しい」だけの遊具ではありません。
子ども達の「心と体」が成長していくための経験とチャレンジの場です。
子ども達の挑戦は思うようにいく時も、そうでない時もあります。
時には危険を伴う場合や痛い思いをすることもあるでしょう。
彼らに必要なのはそれを自らが体験し乗り越えていく「経験」です。
自分の今の力を知り、次に同じ失敗を繰り返さないためにはどうすべきなのか、次に危険を回避するためにはどうしたら良いかを言葉からではなく自分自身の体験を通して学ぶのです。
「運動性記憶」という言葉があります。
わかりやすくいうと「身体で覚える」ということでしょうか。
前出の「体」ではなく、あえて「身体」としたのは体だけでなく、そこには心での経験もワンセットと考えるからです。
子ども達がトライしてみて、上手くいった時の成功体験は、時には心の部分での満足や喜びが大きいかもしれません。
チャレンジが上手くいった時、親御さまに褒めてもらった時の子ども達の表情は、なんとも誇らしげで、こちらまでもが嬉しくなってしまいます。
その時の彼らには親御さまの言葉や表情、拍手喝采をくれた時の動きやその場の雰囲気、それら全てが五感の記憶、心の記憶となり、彼らのこれからの人生の土台となっていくのです。
少し話がずれてしまいましたが、トライアンドエラーを繰り返すことで成長していくのは、子どもも大人も変わりはないのかもしれません。
「危険」をどう捉えるのか。
ただ「危険から遠ざけることだけが、子ども達のためになる」そうお考えの親御さまは粋屋の遊具で子ども達を遊ばせないでください。
子ども達の心と体の成長は
「自分で考える」「自分でやってみる」
そんなチャレンジの先にあるのだとご理解いただける、さらには子ども達の挑戦に伴うアクシデントこそが「未来への大いなるギフト」と感じていただける保護者の皆さまのご理解のもとに、弊社遊具をご愛用いただけますよう切に願います。
とはいえ、少しの注意で未然に防げるような「不必要な危険」に子ども達を晒す必要は全くありません。
そのためには全く目を離すのでも、干渉し過ぎるのでもなく、適度な距離感で子ども達を見守ってあげること、そして最低限必要な遊具の日常確認(日常点検)は必須と考えます。
次回記事では、オーナーさまにお願いしたい「最低限の日常点検」をお伝えしたいと思います。