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「金沢 粋屋」佐田ですアップ(お問い合わせはmaruta.heikindai@gmail.comまで)

こちらの「制作工程~あなたのブレキエーションができるまで~」ではブレキエーションの制作工程や職人のこだわり所などを、日々の工房での作業を中心にアップしていきたいと思います音譜

納品後のお客さまから「これはもはや高級家具です」なんて、光栄なお言葉を頂戴したことがありましたアップ

でも、粋屋のブレキ材料はこんな感じです。
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バー(丸棒)は東京の工房へ特注しているブナの無垢材を使わせていただいてます。熟練した職人さんが一本一本丁寧に作ってくださっているのでコストがお高い分、安心できますグッド!

上の写真にはありませんが、床パネルの床板には国産桧を使ってます。
「梱包を開けた途端に、木の香りが部屋中に広がって…」という感想が一番多いのですが、この桧の香りですね。

そしてそれ以外の部材に使用しているのは、どこのホームセンターでも簡単に手に入れることができる「SPF材」を使用しています。
(金沢粋屋ブレキエーションの最高峰、総桧作りのブレキエーション「シリーズ大和=yamato=についてはこちらをご覧くださいアップ    
ブログ「本物の中の本物 ​ ​シリーズ大和=yamato=総桧造りブレキエーション」

http://ameblo.jp/kanazawa-ikiya/entry-12081551801.html)

SPF材とは北米大陸西海岸からの輸入材で、「SPF材」とは、Spruce(スプルース=トウヒ)、Pine(パイン=松)、Fir(ファー=モミの木)の総称でそれぞれの頭文字をとって「SPF材」だそうです。
この材は水に弱く、徹底した防腐処理なしでの外部使用は避けた方が良いようですが、室内で使用する分には問題ありません合格

ただ材としては節が多く、反りや捻れのあるものが多いので、このSPF材を使って、子ども達の遊具を、ましてや「無塗装」で作ろうと思えば、少しの知識とその数十倍、何百倍の根気と覚悟が必要になりますショック!

もともと
「低コストでブレキエーションを制作しよう」と、材として選んだのがSPF材。
ホームセンターに積まれたSPF材は杉や桧と比べると大変リーズナブルな価格ですが、それはすべての材をひっくるめての価格。
すべての材というのは、反りや捻れ、割れなどでブレキエーションの材としては使えないものと、そうでないもの
という意味です。
だいたい100本のウチ、ブレキの材として使用出来るのは10~15本程度。
だから梱包を崩し1本1本吟味して良い材を選びます。
当然ながらお店の人は嫌がります。
でも私はブレキをご予約くださったお客さまの「代理」なので、そこは譲れません。
だから、自分が選ぶ前よりも選び終えた後の方が、残りの材が綺麗に積んであるように心がけているんですよチョキ

時にはお店に入荷したばかりで、陳列する前の台車に載せられた材を、
「陳列しときますので、梱包バラしていいですか~」
ってな感じで、陳列のお手伝いをさせて貰いながら良い材をGETさせて貰います。
こうやって材を選ぶ事で、店頭価格のお値打ち以上の材を、手に入れることが出来るわけですにひひ

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