2024年 衆議院議員選挙をふりかえって 長野1区 | 長野市議会議員 金沢あつし

2024年 衆議院議員選挙をふりかえって 長野1区

2024年10月28日

 

 選挙が終わるとどう思うか聞かせるので、今回もちょっとだけ。党籍を持っていたら書きにくいのですが、自分は党籍を持っていないので、好き放題言いますのでご容赦を。 選挙が急で準備期間が短く、しかも語られるのは政治資金の不記載がメインで、細かい政策議論が深まらなかったこと等々の理由に加え、維新が候補者を立てて票がばらけるので、おそらく投票率は低調であろうと予測されたのですが、案の定2.5%ほど下がっています。

 

 ・篠原さんと若林さんの差は16,439票と予想以上。(前回の差を加えると約23,000票以上ひっくりかえっている。) 

 ・維新は過去の選挙から10%、20,000票程度は取ると予想されたが、結果は約15%、33,000票と予想以上。この予想外の票の多くが若林さんから移ったものではないか。 

 ・厳しかったのは、自公支持者の前回の票が今回減ったこと。篠原さんと若狭さんに流れてしまった。

 

  結論から言うと、若林さんは、浮動票に加えて自民党支持者からの票も減らしており、この部分が一番厳しかったと思います。理由は政治資金の不記載に加え、統一教会の件は明確であります。これに加えて、長野県の自民党支持者にとって、2022年の参議院選挙(松山三四六候補)や自民党所属だった丸山元県議の件等で、党の方針や対応に対して長年の不満、不信が溜まっており、それがここで投票行動として表面化したのではないかと思います。

 

これはあくまで私見ですが。 今回の選挙は若林さんも篠原さんにとっても、票を増やす選挙というより、いかに減らさないかの選挙であり、すっきりとはしない後味でありました。雑文で恐縮です。