マイクロエース 2024/6発表 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

痒いところに手が届く再販

(画像は今回の製品と関係ありません)

 

6/20,マイクロエースは新製品を発表しました.マイクロエースの新製品は発表後約1ヶ月間程度を受注期間として,発表後4〜6ヶ月程度で発売になります(発売時期は製品により異なります).そして,マイクロエースは伝統的に,自社webページで新製品を発表する前に,問屋を経由して販売店に受注書を発表しています.従いまして,最近の当ブログの運営では,マイクロエースの新製品については,自社webページで製品情報が公開されてからの取り上げを原則としています.最近の当ブログは多くの方々にご覧いただいていることから,より正確な情報で紹介したいものです.

 

今回は筆者が予約する・購入を検討するには至らなかったものの,なかなかの良企画が登場していますので,1記事を使って紹介します.

 

 E926型「East i」

東北・上越・山形・秋田・北陸・北海道の各新幹線の軌道・電気・信号を検測する,JR東日本版の「ドクターイエロー」です.マイクロエースではよく再販されており,現代の基準としては価格も良心的です.

「ドクターイエロー」は引退が決定しましたが,こちらも完全引退が近いE3系がベースでありいつまでも走る続けることはありません.ひょっとすると,引退前最後の再生産である可能性もあります.

マイクロエースのラインナップに「922型10番台 T2編成」があることは念頭に入れておきます.ただし2008年を最後に生産されていません.また2017年には「922型0番台 T1編成」も生産されています.

 

  419系 新北陸色

こちらもマイクロエースで定番の419系です.2015年の新北陸色の製品が価格・車両構成そのままで再生産されます.2004年ロットの約1.5倍でありずいぶん高く感じますが,マイクロエース製品は2015年の時点で値上がりが厳しくなっていました.最近の筆者の収集方針からは外れていないモチーフですので,もし3両セットであれば手を出していたかもしれません.

鉄道コレクションのラインナップに419系(クハはクハ418型)があることは覚えておきます.

 

 E721系

仙台地区の普通列車で重要な車両ですが,大手メーカー品はマイクロエースだけです.先日1000番台が発売されましたが,比較的早い段階での再登場となりました.

なお,今回は同型のAB900型も登場します.グラスグリーンの2号車(第二編成)です.

 

  その他の製品

クモユニ81キサハ45ホキ10000301系など,いかにもマイクロエースが得意としている製品が登場します.

 

多くの製品が登場しますが,マイクロエースでは近年新規金型を使用する新規形式の製品は生産しておらず,車両の細かい形態に応じて金型を修正するということも基本的に行っていないようです.新しい製品を作り出すということがいかに難しいかがよくわかります.

 

6/23追記:2023年のE721系製品について,そもそもモハE721・サハE720型は新規金型ですし,その際にはAB900型と作り分けていますので,上述の文章は誤った情報を書いていました.訂正が遅くなったことも含めて,お詫び申し上げます.大変申し訳ありませんでした.