「羽越本線貨物列車」を既存製品で再現 | 金屋代かずおのお部屋

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新製品を既存製品で見立てる

TOMIXの2024年11月新製品に「羽越本線貨物列車」セットがあります.線区・時代設定どうこうではなく,車番がバラバラの貨車で構成された国鉄時代の貨物列車を一つのブックケースセットに収めた製品は非常に助かります,という観点でとても注目している製品です.この記事では,既存の製品を使ってこの「羽越本線貨物列車」を見立てることにします.

 

今回の製品の牽引機の想定は「DD13 600」の重連ですが,金屋代鉄道にDD13はおりません.適当にD51などで牽引させても良いのではと思ってます.

まずはレ12000です.持っているのはKATO製ですが,「13592」はかつて発売されていた車番違いの製品です.アメリカ型では車番違いの製品が用意されるのは当たり前なのですが,日本型では再生産のたびに車番が変わるということは,つい最近まで当たり前ではありませんでした.

トラ40000はポポンデッタ(←河合商会)の製品しかありません.ここはトラ45000を代わりに繋いでおきます.

現代の情勢では特に貨車を細かく作ることは,金型リソースや資料不足の関係で非常に難しくなっています.既存の別の貨車の車体・台車を用いてタサ5700を仕立て上げられたことに感謝することになるでしょう.ここでは同じLPガス輸送用のタキ25000を連結しておきます.2023年に発売された「8747」製品は浮島町のタキ25346で,旧製品「2776」の,郡山のタキ25129と異なります.

タキ5200はとりあえずタキ3000で見立てておきます.

セットには事業用のワムが入っていますが,今回の列車では盛岡局(北上)の「エ205」を連結しておきます.最高速度が65km/hに制限されており,本来はこのような通常の貨物列車に連結されるような車両ではありませんが,アクセントにはピッタリです.そして,このような使い方でなければブログで紹介するのが難しいという一面もあります.

「東北本線貨物列車」と連結すると,あっという間に即戦力級の見栄えがする貨物列車が,車番違いやクリアケースの保管の心配がなく,ブックケース2つで組めてしまいます.したがって,このような製品は注目していました.

 

発売されることと,次なる企画が今から非常に楽しみです.