三江線で活躍 TOMIX 2489 キユニ01 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(レールの上を走るバス)

 

これまで駆け足で三江線の話題を続けていたのは鉄道関連業界のニュースを記事化することのケアでありましたが[1],1記事分の余裕ができました.ここに,三江線で活躍した車両の模型として,「キユニ01」を紹介しておきます[2].国鉄のレールバスである「キハ01〜03」はTOMIXでは思い入れがある形式で複数回製品化されており,その派生モデルとして,2007年に「限定品」として発売されました.実車は1両しか存在しませんでした.

「郵〒便」「荷物」,当時のTOMIXでは珍しかった所属表記「米ハマ」も印刷されています.

この車両で特筆すべきことはやはりその大きさでしょう.後のキハ120型と比較しても圧倒的に小さく,背後のバスと同程度です.それもそのはずで,この車両はバスの部品で製造されており,もちろんバス同様のマニュアル車です.連結運転の場合はそれぞれに運転士が乗り込む必要があったため,このような車両を使用するほどであれば大きめな通常の車両を用いて運転したり,そもそも鉄道の存在意義が薄れている地域であったりということで問題点が多々ありました.実際,キハ01〜03が運用された路線はその多くが第三セクター化,あるいは廃線となっています.キユニ01も,他の気動車に引かれて使われていたことが多かったようです.

模型としても2軸集電・駆動ではメンテナンスに難があり,動力は動かない程でもない,という程度で光るはずのライトも光りません.実車同様に他の車両に引かせるケースが多くなるような気がします.

TOMIXでは類似構造の「南部縦貫鉄道 キハ101・102」が今後再登場するため,動力性能が刷新されるか注視しています.

 

[1]:本日は益田駅での「4/16 益田駅開業・山口線全線開業100周年記念式典・イベント」が告知されていますが,団体臨時列車の企画発表と同時にイベントが企画されていることは自明でしたので1記事にはしにくいです.詳しくは以下のURLをご覧ください.

 

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230330_00_press_masudaeki.pdf

 

[2]:活躍当時は「三江北線」でした.