KATO 10-1140 581系レジェンドコレクション | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(1970年ごろの12両編成)

 

KATOから,2023/3予定で581系(スリットタイフォン・1978年ごろ設定に変更)が再販されます.

 

これを受けて,筆者は2013年に発売された,今回の記事で紹介する製品を,今月の受注期間中に書く必要があると思いましたが,筆者の事情とブログ構成上の理由で遅くなりました.この製品は購入当時の筆者のお気に入りの製品となり,2014/1の「第1回鉄道もけい展示会」や,2015/4の「sMALL wORLD」初訪問の際に持って行ったことはよく覚えています.

それでは見ていきます.

 

  10-1140 寝台特急「月光」12両セット

登場時の「クハネ581」はスリットタイフォンでした.また,車端機器の構造が,今回発売になる製品と異なります.

当時は文字ヘッドマークであり,「10-1140」には「月光」のほか「はと」「金星」「つばめ」が含まれます.

581系が登場したのは1967年でしたが,当時は「サロ581」がない12両編成でした.その後,1等座席車が連結され,グリーン車となり,この製品は1970年ごろの姿となっています.折しも,大阪万博が開かれていた年です.

 

この製品はフルリニューアル版でありよくできています.行先表示・号車表示はこの製品では「月光 博多」で印刷済みです.当時の製品はあらかじめ行き先などを印刷した状態で出荷されることが多く,ある面では楽ですがある面では自由が効かないということになります.今回の製品も含めて,近年の製品ではシール対応になっています.

ただし,「10-1140」では寝台部分のシートは出荷時では取り付けられておらず,当時分売されていた別売りのパーツを取り付ける格好となりました.

 

その後,KATOの583・581系は頻繁に再販される製品となりましたが,車番がバラバラかつ所属が統一され,実際に運用されていた可能性がある編成でフル編成が揃うのは実はこのセットのみです.買っておいてよかったと言えます.

  余談

2025年に再度行われる大阪万博に向けて,JR西日本は桜島駅・西九条駅,そして地下鉄中央線と接続する弁天町駅の改良を行い,期間中は新大阪〜桜島の直通列車を設定すると先日発表しました.

 

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/221118_01_press_banpaku.pdf

 

万博アクセルルートの強化とその内容はおおよそ想像がつく通りであり,趣味的な観点では2024年春の北陸新幹線敦賀開業後の681系を,万博輸送のためにしばらく使用するかどうかが注目点となります.このように万博は輸送改善のきっかけになり得ますが,実際に万博へ行くとすると新大阪駅や関西空港からバスで乗りつける,というケースも多くなるのではと思います.万博会場の夢洲までは,桜島駅からさらにシャトルバスで乗り換える必要があります.想像以上に遠いと思われる方もいらっしゃるのではと思います.

 

※この記事のテーマは,製品の時代設定に合わせ「【模型車両】門司・長崎・九州新幹線」とします.