(時刻表に西九州新幹線が登場!)
筆者はダイヤ改正のたびに時刻表を購入していますが,2022年10月号も,交通新聞社版を購入しました.JTB版・交通新聞社版とも「鉄道開業150年」ということでそれ相当の特集が組まれていますが,山口県では「由宇・大畠・新南陽」のみどりの窓口が9/30で営業終了になることが最も重要な情報です.これにより山口県内の有人窓口は「岩国・新岩国・南岩国・徳山・新山口・新下関・下関」のみとなります.ありそうな山口・防府・宇部・柳井などはすでに「みどりの券売機プラス」になって久しく,東萩に至っては無人駅になっています.
最近,これらの当ブログ初期記事にアクセスされることが多くなりました.
(9/25に追記しています)
話がずれました.時刻表の内容としては何と言っても本文に「西九州新幹線」をはじめとする2022/9/23ダイヤ改正の時刻が全て掲載されていることが目玉でしょう.しかし,時刻表の発売は実にダイヤ改正の3日前,すでにJR九州のwebサイトなどで既出の情報ではありますが,ここである程度まとめておこうと思います.
- 西九州新幹線が本文に掲載されています.「大村車両基地」など関連した新駅のみならず,武雄温泉駅・長崎駅の構内図や,N700S系8000番台Y編成のシートマップも3両分(1・3・6号車)が掲載されています.
- 西九州新幹線の列車番号は2000(臨時列車は4000)+号数+「G」,「リレーかもめ」の列車番号は2000(みどりは4000,臨時列車は8000)+号数+「H」となります.一方,「かもめ」に接続しない「みどり」や「かささぎ」は「M」,「ハウステンボス」は「H」のままです.臨時で設定される「ハウステンボス(リレーかもめ)」は8000+号数+「H」です.
- リレーかもめとなる783系の「みどり」は,「ハウステンボス」がなくても8両編成です.また,787系の所定7両編成は無くなっており,所定8両編成の「サハ787-200」は4号車です.
- 西九州新幹線・「リレーかもめ」用の料金表も掲載されています.佐賀〜長崎のグリーン料金の特例は無くなっています.
- 時刻表の構成上,肥前浜駅は着時刻も表示されるようになりました.
- バルーンさが駅に停車する特急は「リレーかもめ」でない「みどり」と「かささぎ」から選ばれています.
- 「有明線」から長崎駅へ直通する列車が存在しますが,全て「市布経由」です.
- JR九州では全体的に減量ダイヤとなっており,例えば日中の鹿児島本線の快速の快速運転区間はほとんどが「古賀〜二日市」になっています.一方,八代・早岐から博多への最終列車は鳥栖駅で併結するようになりました.
全国的に見ると,「キハ261系」のさよなら運転である「スーパー北斗」が掲載されています.下り列車は新函館北斗駅を経由しない「藤城線」経由となっています.
なお,寝台特急の欄が移動になっており,他の特急の紹介を終えた後(2022/3ではP128)ではなく,他の特急の紹介を始める前(P80)に構成されています.ご注意ください.
発売時期の関係で既出の内容ばかりではありましたが,まとめておいた次第です.
なお,JR九州では台風14号の被害が大きく出ている区間があり,特に久大線・肥薩線・吉都線では10月上旬ごろの復旧を目指すと発表されています.ご注意ください.復旧に数年・数億円かかり,存廃が議論されるような深刻な被害にならなかったのは幸いであります.