(413-1編成;これが最後の413系か?)
これまでの旅路
筆者はここに,5/3の「一万三千尺物語 2号懐石料理コース」に乗車したことを報告します.結果として,一連の旅程で(当時)現役の413系5編成全てに乗車したことになりました.
今回の旅行が413系に焦点を合わせている以上,2019年に登場した「一万三千尺物語」への乗車を検討するのは自然な流れでした.「さよなら413系新北陸色ツアー」が6,000円であったところ,「一万三千尺物語」への乗車はその名の通り13,000円となっております.しかし,結論から言うと「『トワイライトエクスプレス』の富山県パート+『日本海懐石御膳』」を追体験できる(かもしれない),鉄道ファンにもおすすめできる列車でした.これが最後の413系になってもおかしくありません.興味のある方は早めの乗車をおすすめします.実際に,筆者も「雪月花」より先に乗車する必要があると判断した結果がこの乗車につながっています.
筆者が富山に到着した際にはちょうど「1号 富山湾鮨コース」が到着したタイミングでした.編成は3両で,両端の「クモハ413-1」と「クハ412-1」が客室に,
中間の「モハ412-1」は売店・厨房となっています.「富山湾鮨コース」では実際に寿司職人の方が乗り込みます.
当然といえば当然ですが一旦引き上げとなります.
受付のために一旦改札を出るのですが,翌日の「413系新北陸色引退」に合わせて,2021年の「413-7引退」に関する展示がなされていました.
「一万三千尺物語」を申し込むと7日前をめどに最終案内書が届き,記念乗車証が含まれています.これにより当日のあいの風とやま鉄道「石動〜越中宮崎」が乗り放題になります.この地域では県境の区間は「あいの風とやま鉄道」ですが,乗り放題区間には含まれません.
また,同時に富山駅前の「とやマルシェ」「ととやま」の値引き券など,事実上「あいの風とやま鉄道 一日ファンクラブ権」どころか,それには含まれない「富岩水上ライン」1割引など,乗車当日の特典は多数あります.
それでは時間になりましたので,「2号 懐石料理コース」に乗車することとします.
ちょうど到着した「ひだ7号」と並んで止まりますが,
すぐにひだ号が引き上げられます.
ステップは埋められていますが富山駅はそれでも高さが合わないようで踏み台が用意されていました.
車内にはすでに料理がセットされています.後ほどの記事でまとめて紹介します.
筆者は1号車のカウンター席を選びました.立山連峰がよく見えます.
車内には多くのぬいぐるみも乗車しています.赤のホタルイカのキャラクターが滑川の「ピッカ」,魚津の「ミラたん」,そしてサンダーバードライチョウです.
2号車にはスタンプコーナーや名産品展示コーナーがあります.
2号車の回廊を見ると,これはまさに食堂車です.
3号車はテーブル席です.こちらはモーター車であるため,こちらを指定して乗車するのもアリです.
ご覧の通り豪華な設備であり,「クロ412-1・モシ412-1・クモロ413-1」の方が適切ではないのか?と思ってしまいました.ただしあいの風とやま鉄道の運送約款には特別車両(グリーン車)の規定がありません.
「クハ451-37」以来に洗面台が復活しました.トイレも大きく改造されています.
時間になりましたのでそろそろ出発することとしましょう.6名のアテンダントの方,アテンダントの方とは別に乗務されている「ガイド」の方と共に手を振ることとします.
続く
※内容の関係により,目次記事のタイトル変更を行います.