2022/3/30 その2 大分駅「ななつ星in九州」機回し など | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(大分を代表する鉄道車両・DF200 7000と77系客車)

 

前回の続きです.

 

 

「SL人吉」用客車を使用して2022/3/30に運行された「スモワ人吉」号の乗客は大分での約3時間の滞在時間をさまざまにすごしました.JR大分シティでの買い物(「ポポンデッタ アミュプラザ大分店」があります)を楽しまれた方も多いようですが,筆者は大分駅で列車の観察をすることにしました.

この日は「ななつ星in九州」が大分駅を発着するためです.

「ななつ星in九州/Special train for group」の行先は「新たな人生/NEW LIFE」であるそうです.「ななつ星in九州」のコンセプト「新たな人生にめぐり逢う、旅。」に沿ったものです.

 

まずは列車を引いてきた機関車を観察しておきます.手書きの「熊」所属表示がなかなかの味があります.その後,列車が大分運転所に回送されます.

大分駅に発着する列車です.特急「ソニック」には883系・885系が使われ,それぞれ「青い」「白い」と案内が分かれています.普通列車は日豊本線が815系,久大線・豊肥線はキハ200系が中心です.

ホームの一角には「鉄道模型コンテスト」の作品が展示されていました.

そして「ななつ星in九州」が入線してきました.

実際の行程は以下の通りです.

1日目:博多・鹿児島・門司港・鹿児島・西小倉・大分(車中泊)

2日目:大分・豊肥・阿蘇・豊肥・大分・久大・由布院(旅館泊)

3日目:(バス移動→)別府・日豊・鹿児島・鹿児島・鹿児島中央(車中泊)

4日目:鹿児島中央・鹿児島・川内・肥薩おれんじ鉄道・八代・鹿児島・博多

「新たな人生」とは書かれていませんでした.

「ななつ星in九州」はここで機回しし,豊肥線から久大線へと入ります.

せっかくですのでこのような画像も撮っておきます.

「DF200 7000」にナンバープレートは存在せず,車両番号・所属表記は車端裾部に小さく書いてあるだけです.また,77系客車には電気連結器が使われています.

当然ですがこの間にも列車がやってきます.

そして機関車が反対側にやってきました.そして連結されます.

787系とも並びますが,ここで「ななつ星in九州」が発車します.非常に高額なツアーとなっており,参加された皆様にとっては間違いなく人生が変わるものになるのではと思います.

なお,当日は平日ですが団体臨時列車の関係で多くの方々が集まっていたことにクルーの方が驚かれており,筆者が説明をすることになったことをお知らせします.

 

50系700番台や77系客車の塗装は光沢が強く,ホーム上の人々をも写すことになりました.従って使用できる画像が限定されてしまいました.

 

そして帰りの列車が入線してきます.

続く

動画

「ななつ星in九州」の改装について

2013年の登場から9年を経過しようとしている「ななつ星in九州」ですが,「100年をこえる物語をつなぐ」をコンセプトにこの度,車両の改装を含む大幅なツアー変更が2022/4/8に発表されました.ツアーの実施は2022/9/23(西九州新幹線開業)ダイヤ改正後となる10月以降となります.

主な内容は以下の通りです.

  • 乗車定員が「14室30名」→「10室20名」に変更
  • 食堂であった2号車が「サロン・茶室」に変更
  • 3号車にギャラリーショップとバーカウンター設置
  • 料理変更
  • 1泊2日コースが九州一周に変更
  • 3泊4日コースに雲仙地区の旅館に宿泊するプランが変更
これにより趣味的に見ると,「長崎本線 肥前鹿島〜諫早」の営業運転がなくなる,「マイ77-7001」「マシフ77-7002」「マイネ77-7003」の形式が変更になることが予想されることが注目できます.KATOにおいても,「ななつ星in九州」を再生産する場合はぜひこの姿を再現して頂きたいと思います.
 
詳しくは以下のURLのプレスリリースをご覧ください.

https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/04/08/220408_nanatsuboshi_reborn.pdf