【報道】さらば「広セキ」「岡オカ」「米トウ」「福フチ」?? | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(量産車の表記は「中クチ」??)

 

鉄道業界は一連の新型コロナ蔓延によりどの企業も弱っていますが,それはJR西日本も例外ではありません.まとめるところはまとめるという合理化が必要になります,という話です.

 

2022/1/12,NHK広島放送局は「JR西日本が組織再編の方針 中国地方3つの支社を広島に集約」と題して,JR西日本の「広島支社」「岡山支社」「米子支社」を統合して,総務部門を広島に集約して「中国総括本部」を設置するなどの大規模な組織変更を行うと報じました.同様に「福知山支社」「和歌山支社」も既存の「近畿統括本部」に集約されるとも報じています.各支社は運行部門・地域との窓口になる部門として今後もそれぞれの拠点として引き続き運営されるようです.

何が変わるのか?

利用者から見て最も分かりやすいのは車体の所属表記の可能性があります.「近畿統括本部」が設置された際,京都・大阪・神戸の各支社管轄の車両基地は(タイムラグがありますが)「吹田総合車両所」「網干総合車両所」の支所に統合,車体の所属表記が例えば「京キト」「大ミハ」「神ホシ」から「近キト」「近ミハ」「近ホシ」に変更となりました.これを「中国統括本部」に当てはめ,仮に漢字部分に「中」を使うと以下のようになります.

  • 「岡オカ」→「中オカ」
  • 「米トウ」→「中トウ」
  • 「米キス」→「中キス」
  • 「米ハタ」→「中ハタ」
  • 「広セキ」→「中セキ」
  • 「広ヒロ」→「中ヒロ」
  • 「広クチ」→「中クチ」
また,福知山支社関係に関しても「福フチ・福トカ」が「近フチ・近トカ」になるものと思われます.和歌山支社管内の車両はすべて近畿総括本部吹田総合車両所日根野支所の所属です.利用者から見ると憶測にすぎませんが運行部門でも何かしらの統合がなされることは想像に固くありません.
なお,広島鉄道管理局は国鉄時代「中国支社」であったことや,
「福フチ」はJR西日本化後一時期「近フチ」であったことがありました.これらに関しては再登場となります.
 
今回統合される部署として「総務部門」が挙げられます.主に職員の配置・税務・健康保険,財産管理・物品調達を担うものになります.実質支社が統合されていたからといって「長距離列車・支社跨ぎ列車の増加」「観光列車の他線区運転」「使いやすいフリーきっぷ商品の開発」などの新企画はあまり期待せずに期待しておきます.背景には人員削減もあるはずで,そのような狙いの部署統合とは限りません.
(この節は筆者の予想でありこのように変更になるとは限りません)

 

今後労働組合との協議が行われ,早ければ2022年の10月,おそらくは西九州新幹線開業前後に新組織での運営としたいとも報じています.少しでも使用したいと思えるサービスが運営されることに期待します.

「金屋代かずおのお部屋」での対応

筆者の鉄道模型記事のテーマ分けは国鉄の鉄道管理局・JRの支社を元にしていますが,今回の報道を受け.テーマ名を以下のように変更いたします(【模型車両】はそのままです).

  • 「近畿京都・天王寺・福知山」→「近畿京都・天王寺・近畿福知山」
  • 「米子」→「中国米子」
  • 「岡山」→「中国岡山」
  • 「広島(広島県)」→「中国広島(広島県)」
  • 「広島(山口県)」→「中国広島(山口県)」
(「天王寺」は「天王寺鉄道管理局」という意味です.)
実際のJR西日本の組織変更が報じられた通りでなかった場合は再変更するかもしれません.筆者の持ち合わせや組織の変更に合わせて順次変更していきます.
 
最後に明日は1月13日ということで,岡オカ113系の画像を紹介してこの記事を締めます.筆者が「中オカ」表記の113系を見れるかどうかは今後の動向次第といえます.
 
※この記事は「【速報・報道】JR西日本 中国統括本部」をタイトル変更・追記修正したものです.「いいね」は引き継いでいます.
 
1/15追記:
JR東日本においても,同様の狙いで東京支社を「首都圏本部」に,仙台支社を「東北本部」と改めた上で新潟支社を除く各地の支社機能を統合する,と共同通信社などが報じています.こちらに関しても所属表記の変化があるかもしれませんが,「北」はJR九州で「北部九州地域本社」という意味でも使われていたため検討は容易ではありません.
なお,テーマ分けは以下のようになります.
  • 「盛岡・秋田・仙台・水戸」→「盛岡・秋田・東北仙台・水戸」
  • 「東京北・大宮・高崎」→「東京北・大宮・高崎・長野」
  • 「長野・新潟」→「新潟」
水戸が東北と一緒になっているのは茨城県内の常磐線・水戸線が交流電化であるためです.