2021/11/6 その3 朝から晩まで455 妙高はねうまライン上り快速 | 金屋代かずおのお部屋

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(この道の先には)

これまでの旅路

 

 

大変お待たせしました.それでは10時間39分,移動距離差し引き0kmの旅路を始めます.トキ鉄413系はまずは土日に運行される快速列車として,上越・妙高市民の足となります.途中の春日山(特急が止まる駅ではあります),北新井が通過となります.

 

※2022/3/12からこの列車は春日山駅に停車します.

 

筆者は「朝から晩まで455」で日本海・妙高山側の席を取りました.画像では紹介しませんが,往年の急行列車とこの列車の運行時間比較を記した「しおり」に,専用の硬券指定券がセットされています.

なお,一連の記事では「朝から夕まで455」とその派生コースを指して,筆者が乗車した「朝から晩まで455」と呼ぶことにします.提供される食事などのサービスの内容は時期により異なる場合があります.

「朝から晩まで455」などの指定席コースには,この列車では朝食が提供されます.このシールも良い感じの出来です.

コシヒカリの新米のおにぎりでした.手書きのメッセージが実に嬉しいです.

JR西日本が加工した「抗ウイルス抗菌処置済」の車両が,まさかの元JR東日本線を通ります.

JR他社線を通る「抗ウイルス抗菌処置済」の普通列車用の車両は「223系5000番台」のみです.その実用的な対策を超えて,このマークは時代のシンボルという役割をこの車両では果たします.

 

※間違いだらけでしたので修正しました.

上越妙高駅を過ぎます.クハ455-701の運転台側のロングシートはスタッフが指定席の乗客へのサービスをサポートするエリアとして使用されていますが,業務の邪魔にならなければここに乗車しても構いません.実際に乗車された方がいました.

列車は田園地帯を通ります.

新井さん駅に到着しました.

ここでは列車と交換するのですが,

その列車は先ほど直江津駅でチェックした「田島塗り」を含む6両編成でした.停車時間があまりありません.この画像1枚だけ撮って乗り込みます.

さらに二本木駅に着きます.

二本木駅では上り列車は一度スノーシェルターに囲まれた引き上げ線に入り,それからバックしてホームに入線するという,東日本を代表するスイッチバック駅の一つです.まさか,413系が営業運転でスイッチバック駅を通るとは思ってもいなかったことでしょう.

なお,平日にも同じ時間帯に普通列車が走りますが,その際は二本木発着となります.

さらに上り,関山駅に着きます.こちらも元スイッチバック駅で,旧駅跡地は保線用車両の基地になっています.

妙高山が見えてきました.この日はよく晴れており,撮影の方も多く見受けられました.通勤輸送の他に順光で妙高山をバックにこの列車を撮影してほしいということがこの時間帯に妙高はねうまラインを通る理由になっています.

妙高はねうまラインの車窓では最後の見どころになる関川の支流白田切川にかかる緑のトラス橋を渡ると,

妙高高原駅に到着です.この旅の目的地で最も東になる場所です.

この先は長野県です.北陸新幹線・えちごトキめき鉄道の開業により,西日本の最東端は直江津から上越妙高を越えて,妙高高原や長野になったような気がします.ただししなの鉄道の列車がちょうど来ていなかったのは残念でした.各社の思惑がありますので仕方ありません.

 

続く

 

 

 

なお,この「トキ鉄413系」,2021/12/8のテレ東BIZ「ワールドニュースサテライト」の記事によると,クハ412-6を含む4両を約2,000万円で買い取り,「雪月花」とは異なるリーズナブルな観光列車の需要を見越して導入,鳥塚社長によるとすでに投資額の半分以上を回収する売り上げとなっているようです.検査が切れる2022年度までの運行となっているようですが,もっと回収して運行を継続できることを願います.この車両は全国から人を呼べますと,筆者は実際に行動に移しました.