(こちらはまだまだ現役)
8/20に秋の臨時列車が発表されました[1].筆者として驚いたのは,JR東日本では12系客車が継続されて使用,それもSL牽引の列車が設定されたことでした.同じく12系を持つJR西日本では「煤煙の影響が少ない換気が困難である」などと「SL北びわこ号」を廃止にするなどの判断がなされていますが,JR東日本では継続使用と判断が分かれる結果となりました.元々JR西日本は新型コロナ感染症に対して「瑞風」の食堂車を休止し,手間を増やしてまで部屋食を実現したり,「WEST EXPRESS 銀河」を旅行商品限定列車にしたりするなどの厳しい対応をとっています.両社の財務基盤・歴史の違いなどによるリスク管理の違いがそうさせたのであり,それは一利用者の行動ではどうにもなりませんのでやむを得ません.
今回はそのJR東日本の12系の模型を紹介します.KATOでも製品化はされていますが,TOMIXはJRマークが外れて追加のアンテナが設置された姿をしています.
特筆すべきは「オヤ12 1」までがセットに含まれたことでしょう.SLのメンテナンスで必要な車両であるほか,スハフ12の検査・故障の際には代わりに連結されます.窓パーツがカーテンが閉じられてた姿を模した特製品になっています.さすがに車内はそのままです.
細かいですが,TOMIXの2020-2021カタログではこの製品は「ジョイフルトレイン」の分類,西日本仕様の製品は「急行型・一般型」に分類されています.とはいえ,いずれも普通の列車を代走したことは近年はなかったと思います.
SL「C61 20」はもちろん,
JR東日本の機関車(EF510-500含む)であれば何でも似合うと思います.なお,この中には過去にふるさと納税の返礼品として提供されていた製品が含まれています.
JR東日本では「レールゴーサービス」を廃止する代わりに上越新幹線で「モバイルオーダー&デリバリー型車内販売」を実験するなど,時代にあったサービスがさまざまに試されている印象があります[2].
[1]:
https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210820_ho03.pdf
185系使用の列車は設定されていません.JR他社も自社分の発表を行っています.
[2]:
https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210823_ho03.pdf
https://www.jreast.co.jp/press/2021/niigata/20210823_ni01.pdf