常磐線&大きい「富士ぶさ」など TOMIX 2021年9月 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(1/80でも再登場)

 

4/8,TOMIXブランド製品で2021年9月に,ジオコレ製品で2021年8月に生産される製品が発表されました.今回も前回同様,12:00から開始の「トミーテックLIVE」での先行情報解禁後,16:00に受注開始というスケジュールとなりました.早速見ていきます.

485系「スーパー雷鳥」

セットを構成している車両はそのままにリニューアル・仕様変更再生産となります.今回は配管再現・靴ずり・ドアレール印刷済など「現代的」な仕様に変更,そしてなんといっても以下の変更点が光ります.

  • サハ481からの改造で窓割り・車体長が異なる「クロ481-2101」の新規製作
  • トイレが撤去されたモハ485は水タンクも撤去
  • クハ481-200はヘッドマークパーツ部分に専用パーツを取り付けることで,貫通扉が開いた姿を再現可能
前回品よりも充実して遊べるのではないかと思います.しかし,その分は価格に反映され,4,000円程度,大きな変化がない3両の「基本セットB」ですら1,000円程度の値上げになります.欲しくないと言えば嘘になりますが,ちょっと手を出しづらいです.

常磐線関係など

今回のラインナップは「常磐線」に集中しており,接続・乗り入れ路線を含めると以下の製品が用意されています.
E231-0の快速電車は成田線我孫子〜成田の開業120周年記念への支援と考えています.反響が高ければこのイベントで用意される車両も製品化される余地があります[1].ひたちなかのキハ205は水島臨海鉄道からの譲受車であり,ぜひ水島臨海鉄道のキハ20型も用意していただきたいと思います.
あとこれも.

その他の製品・再生産品

  • 架線柱止めが含まれるエンドレールが7月に発売されます.
  • 恒例となった周年記念デザインのレールクリーニングカーが用意されます.今回は45周年ということで,「キサハ45」がモチーフです.
  • JR東日本では「GV-E197系」に置き換えられる「ホキ800」と,タキ1900が再販されます.タキ1900はバリエーション展開が良かったです.
なお,「トレインボックス」から2021年秋に新製品が発売されることが,Facebookで告知されています.
TOMIX製品は仕掛品が多くありましたのでやや少なめの提案となりました.特別に欲しい製品はなく良かったです,と言いたいところですが,そんなことはありませんでした.
 
(筆者の知人が2021年に撮影・許可を得て掲載)
 
ジオコレ製品の「車両展示公園」はまさにそれ!という製品でした.これにより,「ノスタルジック鉄道コレクション」と合わせて,防府市の鉄道シンボルが再現できます.形が違うのはそういうことととしておきます.
 
そして,1/80 16.5mmゲージの「富士・はやぶさ」がついに再生産となります!「洗面所窓があるスハネフ14」など違いはありますが,前回品より1両あたり2,500円程度の大きな値上げとなっています.TOMIXの韓国製HOゲージ製品は再販される度に値上げとなっていますので,もし必要であればこの機会に買っておく必要はあると思います.大きな出費です.9月には「AMBITIOUS JAPAN」も控えています.
なお,牽引機としては「ED76」が8月に再販される(こちらも1万円以上の大幅値上げがあります)ほか,EF66も再販予定,さらには他の被牽引車候補として,ホキ5700のキットが8月に用意されます.
 
厳しい選択です.HOゲージ車両も「旗艦」として持っておくという選択はあり得ます.再生産は可能ですが,その場合は手の届かない価格になっていることは十分に考えられます.仮に購入する場合は6両編成として,牽引機はKATOに「EF81 300 or 400」を作ってもらうことに期待する,天賞堂などの製品を使用するなどの様々な選択があります.先を見て行動・購入・出費することが必要であるということで,鉄道趣味(模型に限りません)は「金を失う道」と言えます.その心は,武道同様の精神鍛錬の場でもあります.
だからといって他人に迷惑をかけることがないようにしたいものです.
 
偶然ですが,筆者は乗車した「富士・はやぶさ」内で,常磐線の鉄道事情に関する話を聞いたことを思い出しました.
 
[1]:

https://www.jreast.co.jp/press/2020/chiba/20210330_c01.pdf

 

同時期のKATO製品はこちらをご覧ください.