進む高額化 トミーテック 2021年3月 | 金屋代かずおのお部屋

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(買い替え予定)

 

今月も第二木曜日16:00を迎えました.トミーテックから,2021年3月ごろに発売される予定品が発表されました.

筆者が執筆時点で購入が決定している製品は赤字で,発売直後の購入を検討している製品は緑字で表示します.

早速見ていきます.特記なしは2021年3月発売予定です.なお,明らかな改善要望がある製品は省略します.

1枚目

  • EF66が待望の国産フルリニューアルです.最初は「後期型・ジャンパ栓増設済み・PS17パンタ」と「前期型・ひさし付き・国鉄」が用意されます.前者は「あさかぜ 1・4号」の牽引機として用意されます.
  • 車体完全新規製作・運転台シースル・ヘッドマークは互換性あり(再販されます)の仕様でありながら,価格の上昇は1,000円程度に抑えられています.
  • 今後JR貨物機も期待します.この際,クーラーを必要とする車両は取り付け済み,あるいは取り付けしやすいような工夫をしていただきたいです.

2枚目

  • レサ10000系が登場します.車番転写シート付属・レムフ10000は両側のテールライトが付くなど,KATO製品と比べて大幅に機能が上がっています.ただし,基本セットの価格は倍以上となっています.KATO製品は長らく再販されていないので,比較は酷といえます.
  • 最末期の姿であれば基本セットのみでも絵になります.フル編成は紙箱の増結セットが4個必要となり,専用のブックケースが欲しくなります.

3枚目

京都総合車両所で「白鳥」として使われていた485系が3製品登場します.事実上「さよなら白鳥」のアップデート・一般製品化ですが,最長で9両編成です.非常口・洗面台窓撤去,Hゴムは黒色です.化粧箱の存在などから,「さよなら白鳥」が陳腐化することはありません.

筆者のコレクションには「489系能登」がいるので,導入はしません.

4枚目

  • 新潟の115系が1種類,2021年2月に追加されます.
  • キハ66・67型が,屋上機器を増設した急行色で登場します.ちょうど「九州色」を急行色にした感じですが,屋上機器を増設したのはある程度老朽化が進んだ国鉄末期で,急行運用はなかったと思われます.以前の製品と比べてニッチな仕様ですし,4両セットであるために購入しにくいです.

ちなみに屋根上はこんな感じです.

 

5枚目は省略します.頻繁に再生産する人気モチーフであるからこそ,模型の出来も頻繁に見直していただき,フルリニューアルも辞さないで頂きたいです.よく似た構造の新製品の導入も躊躇ってしまいます.

6枚目

  • 373系が,今回は6両編成でリニューアル再生産されます.「特急東海」想定ですが,2セット買って「特急ふじかわと東京〜静岡の普通列車」にして追い抜きシーンを展開するのも面白いと思います.ただし,373系はそろそろKATOのお仕事であると思います.模型では共演できる車両が大幅に減ってしまうため,絶対に「ATS-P」表記であって頂きたいです.
  • コキ250000・350000がリニューアル再生産され,テールライト付きも用意されます.旧製品時代は筆者も持っていましたが,この車両の実車は2000年代になると,コキ50000の列車にポツンと連結されている程度で使いにくいことから,筆者のコレクションからも淘汰されてしまいました.
7枚目は1/80の113系,8枚目は同じく琴電3000です.いずれも随分高くなったものです.琴電3000は,完全引退の暁には「レトロ塗装」を期待します.
その他,冷房改造化された修学旅行色の167系が,直販限定で登場しています.
(リンク切れ注意)

ジオコレ製品(2021/2発売予定,抜粋)

  • 国鉄70系が久しぶりに再登場しますが,価格がなんと倍近くとなってしまいました.国鉄70系は国鉄車であり,1987年4月1日時点でどこにも保存されていないため,一切の許諾を得ずに製品化できる貴重な形式です.(一部修正しました)それだけに価格の高さにはびっくりします.なお,福塩線は購入予定です.
  • 東武8000系がさらに追加されます.
 

鉄道模型は日用品では無いため,ある程度高額になっても,しっかりとした品質の製品を用意していただきたいものです.ちょうど,先月のラインナップが豪華であったため,少しは休めるか,というところです.