運行開始から7周年目 KATO 10-1519 ななつ星in九州 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(高級感あふれる茶色ベースの列車)

 

7月7日7時7分7秒に投稿いたしました.このような投稿ができることに感謝します.

本日は,日付の通り,「ななつ星in九州」で使用されるマイネ77系客車を紹介します.

2013年10月15日から運行開始し,今年で7周年目になります.「熊本地震」「九州北部豪雨」など度重なる災害にも負けず,九州各地に元気を届けてくれています.

模型のできは歴代のKATO製品でもトップクラスであり,特にいじる所はありません.強いていえば,ナックルカプラーを「EF66前期型」の,柄が短いものに換装しています.複雑な構造をしてそうですが,他のKATO製品と同じです.

連結間隔はこんな感じです.

多くの場合は別売りの室内灯を取り付けることになるでしょう.車両のブランド価値を考えると,室内灯キットが製品に付属していても良いほどです.

(製品仕様に室内灯をつけると,輸送中に接点がずれ,室内灯が着かなくなる,ということもあるようです.)

 

2018年12月15日の発売以来,第一線で活躍し続けています.

 

実車の動向について

様々な苦難を乗り越え,「ななつ星in九州」は,いよいよ,7/14(長崎方面コースは7/18)に再起動,そして,この記事が掲載される数時間後には,試運転が開始される予定でした(実際にも運行されませんでした).

しかし,7/3〜7/4に,梅雨前線による大雨が球磨川を襲いました.

肥薩線では「球磨川第一橋梁」を含む複数の橋梁が流出,くま川鉄道では車両基地が水没,肥薩おれんじ鉄道にも土砂崩れなどの大きな被害がでています.

これにより,熊本県と鹿児島県を在来線で直接移動する手段がなくなりました.(厳密には,肥薩線は宮崎県を経由します)

肥薩線は「SL人吉」などが走る観光路線ではありますが,球磨川の橋梁を景観・強度も考慮した上で作り直すために,復旧には数年程度かかります.仮に観光需要がなければ廃線もありえた路線です.

くま川鉄道も車両の置き換えがあるため,復旧費用が高額になります.国が多くの費用が負担できるスキームがありますが,廃線の可能性もあります.

肥薩おれんじ鉄道も,この3路線では最優先での復旧となりますが,復旧には数週間かかると思います.

 

というわけで,この画像を貼っておきます.

七夕2020_私のお願い事

 

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もはや6月〜7月の梅雨末期に,全国のどこかで鉄道網を機能不全にする大雨は毎年恒例となっています.我々の生活も見直さなければならないのではと考えさせられてしまいます.

「SL人吉」に関しては,他線区(ただし,勾配が厳しい豊肥本線を除く)での運行が模索されると良いのではと思います.ちょうど,2019/7/9には久大本線での運行に成功しています.その他,観光列車の車両をどのように「有効活用するか」にも注目します.

 

九州ではさらに豪雨の被害が大きくなっています.改めまして,この度の豪雨で亡くなられてた皆様のご冥福を祈ると共に,被災された方々にお見舞い申し上げます.

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参考

  • https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/06/08/200608_sevenstars.pdf
  • https://railf.jp/news/2019/07/10/173000.html

     

※肥薩線などのJR九州・くま川鉄道・肥薩おれんじ鉄道などの運行状況は,必ず最新の公式情報をご確認ください.