2014/9/12 1/3 廃止2,063日前の札沼線 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(新十津川駅,川の対岸に特急停車駅があります)

 

目次 前回

 

北海道に行った際に,どこかしら路線を乗っておこうと思いましたが,筆者は札沼線を選びました.2020年5月6日の運行を最後に廃止されますが,「一日一本」ではなかったものの,当時から廃線筆頭候補でした.

なお,当記事で「札沼線」は,北海道医療大学〜新十津川を指します.実際には全区間を通じて「学園都市線」の愛称で案内されています.

 

2020/4/18 追記:

札沼線は,2020/4/17に繰り上げられて列車の運行を終了しました.日付にして,2,044日前であったことになります.

学園都市線に乗るまで

 

札沼線で新十津川に行くには,札幌市を朝早く出る必要があります.筆者は手稲のホテルに泊まっていましたが,ちょうど,これまた2016年に廃止された「はまなす」の回送が通りかかってきました.

桑園までは733系電車で行きます.「エアポート」以外の列車では,uシートも自由席扱いです.

その後,学園都市線を下っていきます.ちょうど通学時間中であり,車内は高校生ばかりです.

廃止予定の札沼線

そして,石狩当別駅で札沼線の気動車に乗り換えます.筆者が乗車したのはキハ40 401号車でした.

石狩月形駅に着きました.

「戸口から戸口へ」時代のコンテナが残っていました.

利用者の多くは沿線の月形高校に通う高校生です.そのためか,石狩当別〜石狩月形は満員になっていました.札沼線廃止後はどのようになるのでしょうか.

駅舎はオーソドックスな構造をしています.

ここで浦臼方面から来た402号車と交換し,さらに先へ進みます.

沿線には廃車体を利用した待合室がある駅もあります.

その他,森の中を走っていくという印象があり,とても「学園都市」とは思えません.田園都市の方が学園都市っぽいと思います.

新十津川駅

(画像は加工しています)

終点にして廃止区間を最も象徴する駅,新十津川駅に到着です.列車でいくと地元園児の出迎えと,絵葉書の配布があります.

駅の周りは花畑が広がっています.北海道をモデルにした架空の地方を旅するゲーム(これが筆頭に思い浮かばれるでしょう)を思い浮かべました.

駅前には「空知中央病院」が立っています.病院のサイトでは駅の写真・駅ノートの内容も公開されています.

周辺地域の地図もありますが,滝川市とは石狩川を挟んで目と鼻の先です.歩いて行けるほどです.札幌駅からの時間も段違いであり,こと新十津川駅に関しては,この時点ですでに鉄道の役割を終えていましたと言うべきです.

 

近くには煉瓦造りの農業倉庫があります.少し歩くとバス停があり,滝川駅までのバスに乗れます.

滝川駅も根室本線の始点であり,当時は富良野〜新得がまだ運行されていたためか,かなりPRされていた印象があります.

あいにくですが,空知地方ではもう一箇所見ておきたい場所が,函館本線の沿線ではない場所にあります.すぐに列車に乗らなければなりません.

 

続く

 

ちなみに,2020/2/24は,廃止まであと72日に当たります.

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2/25 追記:廃止日を5/7で計算していましたが,実態と異なるため,5/6を基準に修正しました.