(新十津川駅,川の対岸に特急停車駅があります)
北海道に行った際に,どこかしら路線を乗っておこうと思いましたが,筆者は札沼線を選びました.2020年5月6日の運行を最後に廃止されますが,「一日一本」ではなかったものの,当時から廃線筆頭候補でした.
なお,当記事で「札沼線」は,北海道医療大学〜新十津川を指します.実際には全区間を通じて「学園都市線」の愛称で案内されています.
2020/4/18 追記:
札沼線は,2020/4/17に繰り上げられて列車の運行を終了しました.日付にして,2,044日前であったことになります.
学園都市線に乗るまで
札沼線で新十津川に行くには,札幌市を朝早く出る必要があります.筆者は手稲のホテルに泊まっていましたが,ちょうど,これまた2016年に廃止された「はまなす」の回送が通りかかってきました.
桑園までは733系電車で行きます.「エアポート」以外の列車では,uシートも自由席扱いです.
その後,学園都市線を下っていきます.ちょうど通学時間中であり,車内は高校生ばかりです.
廃止予定の札沼線
そして,石狩当別駅で札沼線の気動車に乗り換えます.筆者が乗車したのはキハ40 401号車でした.
石狩月形駅に着きました.
「戸口から戸口へ」時代のコンテナが残っていました.
利用者の多くは沿線の月形高校に通う高校生です.そのためか,石狩当別〜石狩月形は満員になっていました.札沼線廃止後はどのようになるのでしょうか.
駅舎はオーソドックスな構造をしています.
ここで浦臼方面から来た402号車と交換し,さらに先へ進みます.
沿線には廃車体を利用した待合室がある駅もあります.
その他,森の中を走っていくという印象があり,とても「学園都市」とは思えません.田園都市の方が学園都市っぽいと思います.
新十津川駅
(画像は加工しています)
終点にして廃止区間を最も象徴する駅,新十津川駅に到着です.列車でいくと地元園児の出迎えと,絵葉書の配布があります.
駅の周りは花畑が広がっています.北海道をモデルにした架空の地方を旅するゲーム(これが筆頭に思い浮かばれるでしょう)を思い浮かべました.
駅前には「空知中央病院」が立っています.病院のサイトでは駅の写真・駅ノートの内容も公開されています.
周辺地域の地図もありますが,滝川市とは石狩川を挟んで目と鼻の先です.歩いて行けるほどです.札幌駅からの時間も段違いであり,こと新十津川駅に関しては,この時点ですでに鉄道の役割を終えていましたと言うべきです.
近くには煉瓦造りの農業倉庫があります.少し歩くとバス停があり,滝川駅までのバスに乗れます.
滝川駅も根室本線の始点であり,当時は富良野〜新得がまだ運行されていたためか,かなりPRされていた印象があります.
あいにくですが,空知地方ではもう一箇所見ておきたい場所が,函館本線の沿線ではない場所にあります.すぐに列車に乗らなければなりません.
ちなみに,2020/2/24は,廃止まであと72日に当たります.
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2/25 追記:廃止日を5/7で計算していましたが,実態と異なるため,5/6を基準に修正しました.