2020/1/4 1/2 大きく変わりつつある松山駅と道後温泉 JR松山駅前→道後温泉 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(全国でも松山でしか見られない光景 その1)

 

大変お待たせいたしました.1/3〜1/4に実行した四国一周旅行の続きを紹介します.目次はこちら,前回の内容はこちらをご覧ください.

 

1/3に四国ほぼ一周をしたのですが,かなり疲れていたこと,深夜のフェリーを待てないことなどから,急遽松山市内で宿泊することにしました.JR松山駅周辺にもそれなりにホテルはあります.

移転が決定した松山運転所

 

松山駅には,松山運転所(四マツ)・貨物駅が併設されています.しかし,これも松山駅周辺の高架化により,2020年3月以降,北伊予駅周辺への移転が決まっています.実際,周辺では電車・気動車の入れ替えが多く,踏切を塞いでいました.

「おさんぽなんよ」が止まっていました.鉄コレで模型化されており,模型では「海洋堂ホビートレイン」の代わり[1]を務められます.

なお,これらの写真は敷地外から撮影しています.

松山の鉄道名所その1 大手町駅

松山駅から歩いて数分,

線路が90度に交わり,しかも両方の路線が営業運転する場所は全国でもここ,伊予鉄大手町駅だけです.市内線はそれ相当に,高浜線も15分に一本運行されていますので,この光景は日常的に起こります.

高浜線電車から見るとこんな感じです.

ちょうど,伊予鉄では数少ない新車である610系がやってきました.「みきゃんパーク梅津寺」のラッピングがしてありますが,実はこの後訪問しています.次の記事で紹介します.

そして,市内線に乗り,県庁前・市役所前・大街道を通り過ぎて,

坊っちゃん列車とすれ違います.

乗ること数十分,道後温泉駅に到着しました.

変化しつつある道後温泉

筆者が道後温泉に来たのは4年ぶりです.この間,道後温泉は大きな変化を遂げています.

「温泉むすめ 道後泉海」なるキャラクターが登場,さらにそれを描いたレンタルトライシクルが登場しました.

道後温泉本館もそのただずまいそのままに,...

工事中です.

夏目漱石も愛した築120年の重要文化財を守るためにも,大改修が必要になりました.特筆すべきは,営業を続けながら工事を行なっていることです.「神の湯 階下」のみの営業で入口は変更になっています.狭くなっているためか,行列ができることがあります.設備的に言えば,普通の銭湯です.「本物を体験できる」ことが現在本館を訪問する価値になっています.

改修資金は樽募金で募集されています.広島東洋カープの危機を

救ってきた樽募金にヒントを得て行なっているそうです.

参考:https://dogo.jp/news/796.html

 

道後温泉を利用するには他にも「椿の湯」の選択肢がありますし,

道後温泉のサービスを平成・令和風にアレンジしたと言える「別館 飛鳥乃湯泉」が2017年末にオープンしてます.

飛鳥時代の伝説をモチーフとした外装,大広間での休憩室,内装に多数使用されている愛媛県の伝統工芸品が見ものです.

浴室も道後温泉本館を思わせる他,本館にはない露天風呂もあり,洗い場も現代風に充実しています.

さらに,本館の皇室専用浴室「又新殿」を再現した特別浴室もあり,予約制で利用することもできます.

入場料は入浴のみで大人610円,大広間休憩付きで大人1,280円と,本館に比べて大幅に上がっていますが,本館の改装に充てられる他,本館そのものの他,伝統工芸品が博物館に所蔵されていてもおかしくないものが置かれているため,妥当と言えます.

 

坊っちゃん列車が道後温泉駅で待機している間は,展示も兼ねた専用の留置線に置かれています.撮影者があとをたちません.

では,その坊っちゃん列車に乗って,松山市駅を目指します.

(この列車はJR松山駅方面古町行きなので,実際には南堀端で乗り換えます.)

 

続く

おまけ

道後温泉にある「L」だけが消えているローソンです.このLにはツバメの巣があり,各メディアで取り上げられて話題になっています.

 

[1]:海洋堂は鉄道模型業界各社とは,「ホビー系おもちゃメーカー」として競合他社になります.