昨日はラピュタ阿佐ヶ谷で映画を見てきました。
映画館、美術館、浅草東洋館、主に「館」のつくところに生息している金谷ヒデユキです。
好きな出版社は小学館。宅配サービスは出前館。
 

 
見た映画は藤純子主演「女渡世人 おたの申します」。1971年の東映任侠映画です。
 
主人公は「上州小政」こと太田まさ子。
「伊勢崎出身です」うわー!地元だ地元だ。同じグンマーだ!
 
後半出てくる菅原文太が藤純子にかける言葉が切ない。
「ヤクザは日陰に咲く花。日向に咲こうなんて思ったら辛い思いをするだけです」
「でもあなたにだけは日向に咲いて欲しかった」
 
人助けをしても、命がけで戦っても、白い目で見られる日陰者の辛さを描いてる。だからこそ、たった一人でも暖かく受け入れてくれる人の情けに涙腺崩壊。涙ドババババーッ!
 
そして悪役、金子信雄、遠藤辰雄揃い踏み。悪い、ズルい、セコイ。三拍子そろった悪親分。だけど、どっか愛嬌があるんだよなー。
 
今で言うとバイキンマンくらい愛嬌がある。

 

さらに脚本が笠原和夫。

仁義なき戦いの脚本家ですよ。

 

朝ドラ「舞い上がれ!」の桑原脚本も繊細だけど、笠原脚本も繊細。


形を変えた仁義なき戦い「女渡世人 おたの申します」オススメですよ、ハーヒフーヘホー!