どうも!映画大好き!
映画に出るのはもっと好き!
でお馴染みの金谷ヒデユキです。
 
ラジオで映画を紹介するコーナーもやってるよー。

前回『サバカン』と『さかなのこ』を紹介したんですけど、この映画も紹介したかったなー。
 

 

『この子は邪悪』っていう映画なんですけど、見ました?

 

どんな話かというと、みんなで遊園地に行って遊んだ帰り道、運転中の車で事故に遭った家族の物語です。母親は意識不明の重体。父親は足に障害。妹は顔面に消えない傷跡。唯一無傷だった姉は「自分だけが助かった」事で自分を責めて、心に障害を抱える。

 

そんな重苦しい一家に朗報!

意識不明だった母が奇跡的に目を覚まして家に帰ってきたよー!


他のみんなが喜びを爆発させる中、なーんとなく違和感を覚える姉。

 

まー、こんな感じの映画なんですけど、伝わったかな?

 

映画見終わった後、客席の後ろの方に座ってた10人くらいの女子高生グループが口々に「こわ〜い」「思ってたのと違うー」って悲鳴を上げてたけど、そんな映画です。

 

このポスターにもある通り「ありえない」っていう展開もあるんですけど、出てくる役者さんがみんな上手いので「ありえるかも」って納得させられちゃう。

 

客席のイスの上で「演技上手いなあー」って感心しながら「このシーン怖いー」って震えることの繰り返し。「上手い」と「怖い」が交互にやってくる映画。


「ウマイ」「コワイ」「ウマイ」「コワイ」「ウマイ」「コワイ」のミルフィーユ。


『オモウマイ店』じゃなくて『ウマコワイ映画』でしたよ。

 

 
こちらの映画もみんな上手かったなー。
『サバカン』と比べるとヤンキーもリアリティを度外視した漫画っぽい台本なんだけど「ありえない」を「ありえるかも」に思わせる演技力。
 
見た人には伝わると思うんだけど、ゾっとするくらいウマコワイところがあったんだよー。

さかなくんの幼馴染、柳楽優弥と彼女がデートしてるところに、のん演じるさかなくんが登場するシーン。
 
彼女の「将来の目標とかあります?」という質問に「ボクはお魚博士になりたいです!」と答えるさかなくん。「大人なのにそんな事言うなんておかしい。おかしな人ですねー」ケラケラ笑い出す彼女。ケラケラケラケラケラケラ…
 
それを聞いてる時の柳楽優弥の目ですよ!デート中だから当然楽しそうだし、本当に楽しいし、彼女の事も好きだし、でも自分の大事な幼馴染の夢を聞いてバカにして笑ってる。
 
一瞬だけだけど「テメー殺すぞ」って目をするんですよ。彼女に対して。
 
「怖っ!」って震えながらも、幼馴染であるさかなくんへの友情を感じて、泣いたー!

当然さかなくん自身はそんな事気づいてないんだけどね。
 
『この子は邪悪』『さかなのこ』
ファンタジーを成立させるためには演技力が必要。という事を教えてくれる『ウマコワイ映画」おすすめです!